グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  あつた人ってどんな人? >  あつた人#18

あつた人#18


Profile

曽我部 竣 
そがべ しゅん
中川原 蒼輝 
なかがわら そうき
名古屋学院大学 商学部3年生
note

熱田区の事業「熱田歴史探訪」の制作プロジェクトに参加

ー戦前の熱田神宮海上門(熱田区歴史資料室所蔵)ー

ーARにより再現された海上門ー

ーVRにより再現された宮宿ー

熱田区役所による歴史体感事業「熱田歴史探訪」が2022年11月から始まりました。これは、熱田神宮の南側エリアにある史跡や神社など7つのスポットを巡るデジタルスタンプラリーをはじめ、熱田の歴史文化の魅力を若い世代の人たちにも知ってもらえるように、多彩なコンテンツを備えています。
この事業の制作プロジェクトに商学部の伊藤昭浩ゼミと山口翔ゼミの学生(計40名)が参加しました。コンテンツの中には、戦災により焼失した旧国宝で熱田神宮の正門でもあった「海上門」をAR(拡張現実)で再現したものや、「東海道随一の賑わい」と言われ、熱田神宮の門前町でもあった「宮宿」の町並みをVR(仮想現実)で再現したものがあり、ダウンロードしたスマートフォンのアプリのコンテンツを指定のスポットで起動させると、画面に海上門や宮宿の町並みが登場し、「江戸時代の熱田」を体感できます。専門会社の方に監修していただくことで、コンテンツを完成させることができました。多くの人たちがコンテンツを利用している姿を見ていると満足感を覚えます。

“江戸時代の熱田”の魅力に引き込まれる

コンテンツの制作はいくつかの班にわかれて行っており、私たち2人の所属は調査班です。私たちの調査内容を元に別の班がそれぞれのコンテンツを制作していきます。最初に取り組む私たちがどんな情報を得ることができるかによって、別の班の制作の出来を左右することになるので、地域の歴史を徹底的に調べる必要がありました。図書館にある文献やインターネットでの調査はもちろん、熱田の歴史に詳しい方々に直接話を伺うこともしました。代々語り継がれてきたお話を伺っていると、「そういえばこんなこともあったよ」と関連情報も詳しく教えていただくことが何度もあり、本題以外の話でもどんどん引き込まれ、それが地域の面白さを発見することに繋がりました。歴史の背景にある物語を知れば知るほど「このまちはこんなにも面白いんだ」という思いが強くなっていきました。多くの話を伺い、どのエピソードを取捨選択するかで悩んでしまうほどでしたが、自分たちが面白いと思った情報を7つのスポットに詰め込んでいます。

「魅力あふれる熱田に来てほしい」 “あつた人”の熱い思いを伝えたい

区役所や地域の皆様と打ち合わせを重ね、試行錯誤しながら取り組んでいく――。このプロジェクトに参加しなければ、学生時代にこのような経験はできなかったはずです。サークル活動やアルバイトがコロナ禍で思うようにできない中で、何事にも代えがたい経験となりました。「魅力あふれる熱田に来てほしい」という“地元の方の熱い思い”を伝えることが私たちの役割だと考えています。多くの方に熱田に遊びに来ていただき、デジタルスタンプラリーを通じて昔の熱田の姿を実感していただきたいです。私たちのSNSnoteでは「熱田歴史探訪」に関わる記事も掲載していますのでぜひご覧ください。