あつた人＃15

Profile

吉田　明美
よしだ　あけみ
熱田区ボランティアセンター登録団体
かけはしの会　代表

かけはしの会　発足の経緯

20数年前、熱田区内の中学校に、教室でなく保健室で１日を過ごす「保健室登校」の生徒が約10名いました。どのお母さんも保健室登校に大きなショックを受け、不安を抱えていたため、それを見かねた養護の先生が、同じ悩みを持つお母さん同士、何でも話せるようにと「保健室登校親の会」を発足。月に1回、保健室に集まって話をすることになりました。
しかし、しばらくして、養護の先生が他校に赴任することが決まり、会の継続が困難に。このままでは、引き継ぐ人がいないまま、お母さんたちの心の拠り所がなくなってしまう。
私は近所の友達に誘われて会に出席していた部外者でしたが、当時はほかに頼れる場所もないことから、「私が、続けましょうか」ということで、2000年、不登校だった子をもつ親や子育てに関心のある親たち7名で「かけはしの会」を立ち上げました。

不登校の子の親を支援する会

「かけはしの会」の対象となるのは、不登校やひきこもりの子どものお母さん。いつも子どものことだけに一生懸命で余裕がなく、一人で悩んでいてどうしたらいいんだろうって悩まれている方がお見えになります。そういう方々のために、月1回、子どものことや学校、家族のことなど、なんでも話せるお母さんのおしゃべりの場を設けています。
私たちはもっぱらお話を聞く側ですが、時には子育てで体験したことを話し、参考にしていただくことも。また、話題が子どもに集中しすぎないよう「ご自身がやりたいことは何ですか」など子ども以外のことに話題を振って他のことに関心が向くようにも心がけています。
「かけはしの会」に来ていただいたからといって悩みが解決できるわけではありませんが、気持ちをリセットしておうちに帰っていただくことができればそれでいいと思っています。
言ってみれば、ご近所の仲のいい人が相談に来るとか、そんな感じの場所ですね。

熱田区だからこそできる活動を

今後は熱田区内のお母さん達の集いを、行政の力をお借りして拡げていけることを望んでいます。「かけはしの会」以外にも色々なボランティア団体の発足・活動に関わっています。1996年はレクインディアカのチームを発足。2003年は熱田区内の区内に数多くある名所・旧跡のガイドを行う「史跡ガイドの会」。2006年は外国人の方に着物を着てもらい交流を図る「和衣和衣倶楽部」。2012年は熱田区内のまち歩き、熱田神宮や旧東海道などの史跡をご案内する「熱田案内人の会」などがあります。
これからやってみたいと思っているのは、熱田区役所内にある熱田区歴史資料室で管理する1,200点もの資料を整理し、ここから積極的に発信して各学区に資料を展示し、見ていただく活動です。名古屋16区ある中で、熱田区を中心に残してくださった「福島コレクション」をなんとか有効活用したいというのが私の考えです。

吉田さんには、どこで会えますか。

「かけはしの会」は毎月1回、熱田区役所内で定例会を開催しています。参加を希望される場合は、事前にお電話でご連絡いただければ、お待たせすることなく対応できると思います。
お話をしていれば、すっきりと気持ちがほぐれてきますので、ストレス解消くらいのお気持ちで気軽にお越しください。

「かけはしの会」定例会
時間：毎月第3土曜日13：30～16：00
場所：熱田区役所　6階在宅サービスセンター
連絡先：TEL.052- 681-9414

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不登校の子の親を支援する会

熱田区だからこそできる活動を

吉田さんには、どこで会えますか。

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