グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  あつた人ってどんな人? >  あつた人#02

あつた人#02


profile

中田 俊夫
なかた としお
宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会・会長
白鳥学区連絡協議会・会長
白鳥学区区政協力委員会・委員長
白鳥学区地域福祉推進協議会・会長
熱田神宮奉賛会白鳥支部・支部長

住民の心に火をつけた東浜御殿の見取り図発見

2018年、徳川美術館で17世紀に作られた東浜御殿の見取り図が発見されました。また、時を同じくして、「紙の温度」さんが東浜御殿の屏風絵を所有していることが判明。「東浜御殿」をキーワードに、かつての宿場や湊の活気を取り戻そうと、2019年4月に「宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会」が発足しました。以来、名古屋学院大学の水野教授のご指導を仰ぎながら、各地へ資料の見学に出かけたり、講演会に参加するなど研究を重ね、まちづくりの活動をしています。また、地域の皆さま向けには、東浜御殿に関する展示会を催すなどして周知啓蒙に努めています。そんな活動が実を結び、地域の方の関心も高まり、お手伝いを申し出てくださったり、魚問屋の古い手かぎをご提供くださるなど、協力の輪が広がってきています。

伝統や地域のつながりを子どもたちに引き継ぐ

核家族化が進み、宮の渡し・大瀬子地区でも人付き合いが希薄になってきていました。そんなご時世で迎えた熱田祭では、まきわら奉納の人数が足りず、中学生の力を借りることに。みていると、参加した子どもたちが戸惑うのは最初だけで、2年目ともなれば、積極的に動いてくれるようになりました。このように自然と身についた協力し合う姿勢が、伝統の継承だけでなく、困った時の支え合いや、地域の防災防犯活動へとつながっていくと信じています。

目標は、宮の渡し公園にビジターセンターをつくること

宮の渡し・大瀬子地区は、江戸時代には旧東海道に53ある宿場の中で最大だったとされる宮宿があり、戦前も魚問屋や商店が軒を連ねるとても栄えた場所でした。ここにビジターセンターや駐車場を整備し、往時の東浜御殿や宿場、殿様や人々の様子を立体映像でみせたり、資料を展示するなど様々な方法で紹介したいと思っています。また、有松方面や名古屋城などとも連携して、東海道全体を再整備し、熱田神宮にやってくる年間700万人のお客さんたちに、こちらまで足を伸ばしてもらえるようにしたいと思います。

Q.中田さんには、どこで会えますか?

毎週月曜日と木曜日の午前中と、時間は不定ですがほぼ毎日、白鳥コミュニティーセンターに顔を出しています。区役所や社会福祉協議会へもよく行きますので、見かけた時は気軽に声をかけてください。