スポーツ健康学部
- -先生の研究テーマを教えてください。
中野 : 発育発達学の一環として、日本や東南アジアの子供たちの体力データを集めて分析しています。運動習慣や生活改善、あとは地域と連携して活力のある子どもたちを育てることが一番の目的ですね。
- -研究を始めたきっかけは?
中野 : 大学院時代に、東南アジアでの体育科学の調査に同行する機会があって、そこで子どもの運動習慣や運動に関するデータに興味を持ちました。小学生と違って幼稚園児の体力とか生活ってあんまりデータがないんですよ。なので運動の効果、どういうものに興味を持つのか、どんな運動をしていくのがいいのか、あと園児の体力を測るテストを開発していくというのもテーマの一つですね。

- -研究をしていて嬉しい瞬間は?
中野 : こちらの提案を子どもたちや先生たちが喜んで受け入れてくれたときですかね。JPクッションっていう、ばねのように弾力性があって、それでいて足をくじかない程度に硬いクッションがあるんです。それを使うと高く跳べるんですが、子どもたちはそれを2枚重ねたりして遊んでましたね。
- -勝手に遊び方を開発するんですね。
中野 : 遊びは子どもの方がプロですからね。我々はどう興味を引き出して、遊びやすい環境を作っていけるか、ということを考えるだけです。強引にやらせても子どもはすぐに飽きてしまいますから。

- -先生の授業のモットーは?
中野 : なるべく現場に連れていくようにしていますね。理論だけじゃなくて、例えば「メニューを立てて子どもにそれを指導する役」をやらせてみたり、実際に前に出られるようにというのを考えてやっています。私もいつもジャージですよ。こんな格好してるのは年に何回かしかありません(笑)。
- -学生の反応はどうですか?
中野 : 不思議なことに授業には遅れて来る学生が、例えば幼稚園なんかだと朝早いんで「8時に集合」というと、ちゃんと来るんですよ(笑)。やっぱり現場に触れると興味も湧くので、そういうのを大切にしています。

- -先生の授業を受けた後、どんな進路に進む人が多いんでしょうか?
中野 : スポーツインストラクターや健康産業はもちろん、意外に数が多いのは警察官や消防士など体が動かないとできない仕事ですね。それから海外では「体育」にはレクリエーションが必ず含まれるのですが、そういった関連から旅行会社などレジャー産業に進む学生もいます。
- -最後に、これから受験を考えている高校生にメッセージを。
中野 : まず習慣づけておいて欲しいのは、朝1限に来れること(笑)。あとは、こういう学科ですから「失敗しそうだな」「苦手だな」と迷ったときこそ笑顔でチャレンジしてほしい。“失敗したら誰かが手伝ってくれる”ぐらいのポジティブな思考がいいですね。

PROFILE中野 貴博 スポーツ健康学科
大学院卒業後、研究員を経て名古屋学院大学に赴任。
高校までは野球、大学ではスキー、最近ではバスケットボール部の部長を務めるなど、
自身も運動が大好きなスポーツマン。



![[スポーツ健康学部 スポーツ健康学科 中野 貴博] 体力向上 = 生活改善+運動習慣](images/h2-topimg-spo.jpg)

