外国語学部
- -中国語の方言に興味を持ったきっかけは?
樋口 : 最初は日本語の方言に興味があったんです。実は私、学生時代は外国語学部じゃなくて文学部で、中国語は第二外国語だったんですね。でもやってみたらこっちの方が面白いじゃん、と。何が面白いかというと、日本語と同じ漢字を使ってるのに、ある字はまったく同じ発音だし、ある字はまったく違う。これが方言になるともっと違っていて、それがすごく面白いなと。
- -そんなに違うんですか!?
樋口 : 大きくは7大方言と言うんですけど、お互いが全く通じないぐらい違います。例えば「彼は学生です」を北京語で言うと「ター・シー・シュエション」なんですけど、上海語だと「イー・ズー・オッサン」。「学生」が「オッサン」になっちゃうんです(笑)。

- -先生はどんな授業を受け持っているんですか?
樋口 : まず1年生の入門の授業がありますね。それから実用中国語で「留学中国語」というのを持ってます。留学前の学生が弱いリスニングの力を伸ばすことに特化して、ガンガン聞かせてます。最初はほとんど聞き取れないみたいですけど、半期やっていくうち、だいぶ分かるようになります。
- -半期でそんなに!?
樋口 : 穴埋めじゃなくて、全文を書き取らせるんですよ。最初はみんなキツくてフーフー言ってるんだけど(笑)、学期が終わるころにはそれができるようになるんで、達成感があるみたいです。あとは中国語学概論の授業で音声記号の話をしたり、方言の話をしたり。

- -中国への留学は情報が少なく不安もありそうです。
樋口 : CCS(キャンパスコミュニケーションシステム)っていうシステムが大きいと思うんですけど、学生と教員も、先輩と後輩も、グッと距離が縮まった気がします。情報が欲しければ、すぐに留学に行ってた先輩を紹介してあげることもできますし、その気になれば情報はいろんなところから出してあげられます。
- -それなら安心ですね。
樋口 : 途中で視察に行くんですけど、みんな留学をエンジョイしていて、「帰りたくない」と言いますよ(笑)。本学科の留学制度では最大2年まで振り替えが可能で、2年まで留学しても4年間で卒業が可能なんですよ。ぜひウチの学科に入って現地に行って、貴重な体験をしてほしいですね。

- -高校生にとって中国語は、まったく未知の言語です。
樋口 : たまに高校の出前授業に行ったりするんですが、みんなほとんど初めて。でも感想を書かせると、こんなに面白いんだ、大学入ったらやってみたい、なんて書いてくれる子が多いですよ。特に名前を中国語で呼んであげると面白いみたい。山本さんだったら「シャン・ベン」とか、岡田さんだったら「ガン・ティエン」とかね。もっと中国語の面白さを知ってほしいです。
- -入学前に準備しておくといいことは?
樋口 : この学科に入ってくる学生は2パターンあると思うんです。語学が好きで、中国語という言語自体に興味がある。もう一つは、語学が得意じゃなくても、好奇心があって現代の中国の事情に興味がある。歴史が好きなら三国志の本とか映画でもいいんです。実際に自分で中国に関わるものに触れて、漠然とではなく中国に対して「具体的な興味」を持って入ってきてほしいですね。

PROFILE樋口 勇夫 中国コミュニケーション学科
名古屋学院大学で中国語を教えて16年目のベテラン。
「学ぶこと、分かることの楽しさを伝えたい」がモットー。
J-POPの中国語カバー曲の収集家としては日本でも有数の存在とか。



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