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[経済学部 経済学科 児島完二] 情報社会+技術確認+経済活動=情報経済論

ITの目覚ましい進歩と経済活動の変化を捉えて考察する「情報経済論」。学生を引き込む講義内容で人気の児島先生が語る「感動を伝える」授業とは?
  • 授業=感動を話す場
  • 「興味」が苦手を克服

授業=感動を話す場

- -「情報経済論」というのはどういった研究なんですか?

児島 : 昔から経済活動と技術革新の関係はよく言われます。例えば自動車が出てきて世の中がドーンと変わった。今なんか「情報化社会」から「情報社会」になって、まさにドーンと変化が起きている。情報産業だけを捉えるのではなく、我々の経済活動がどう変わってきているのか、それがテーマですね。

- -具体的にはどんな変化が起きてるんでしょうか?

児島 : 基本はWeb2.0なんですよ。例えばmixiとかニコニコ動画、YouTubeなんかは、誰もがコンテンツを発信して、ヘタすれば外国から評価されたりする。昔じゃありえなかったことが起きてますよね。音楽もそう。産業構造が変わってアメリカのTOWER RECORDSが倒産しましたよね。ネットワークが僕らの日常生活にどう影響を与えていくのか。研究していて非常に面白いですね。

- -学生に、どうやってその面白さを伝えているのでしょう?

児島 : 体験しないとダメなんだよって、彼らには言ってます。学生には授業にノートパソコン持ってきてもらって、触ってもらって。また、本学にはCCS(キャンパスコミュニケーションシステム)という最強の教育システムがあるわけですから、そういうツールを体験しないとウチで学んだ意味がない。

- -モットーは「体験」ですね。

児島 : 自分もそうなんですよ。Webってどんどん変わってますから、時間を決めてブァ~とWeb2.0関係のサイトを触るんですよ。すると驚くわけですよ「こんな凄いのか!」と。理論や構造を知ってても、触らないと分からない。その触った感動をそのまま学生に話してあげると彼らも聞いてくれますね。

「興味」が苦手を克服

- -先生が最近もっとも「凄いな」と驚いたのは?

児島 : 夏ごろ見つけた「SPYSEE(スパイシー)」というサイトですね。セマンティック・ウェブという、Webページに意味を与える技術を利用して、「この人とこの人が繋がってる」というのをコンピュータが勝手に解析してボーンと出してくるんです。これを見たときは私、卒倒しましたね。

- -コンピュータが苦手な人でも大丈夫ですか?

児島 : 苦手でも、興味を持ってほしいんですよ。興味さえあれば人間は何でもできる。何かのきっかけでスーっと伸びることがあるんです。だから授業で自分がスゴイ!と思ったことを話してやると、10人中3人ぐらいは興味を持って見てくれるんです。授業は面白いことを話してあげるっていうのがベースですよね。ネタ探しは大変ですけど(笑)。

- -この学科からはどんな分野に進む方が多いんでしょうか?

児島 : 基本的には一般企業。ただ、社会に出てから「こんな業界にもITがあるの?」とならないように、それぞれの分野でITがどんな風に使われているかっていう話をします。例えばメーカーなら調達コストを下げるためにITが使われてる。金融ならインターネットバンキング、公務員でもeガバメントや住基ネットの話がある。ロジスティクスも農業にもどこかでITがありますから。

- -では最後に、入学前に勉強しておくといいことは?

児島 : 高校生に話しするとき、よく「勉強にムダはない」って言うんですよ。何でもいいから興味を持ったものを勉強しておいてほしい。知識基盤型社会って言葉ありますけど、勉強ってどこかで繋がってくるんですよね。

PROFILE児島 完二 経済学科

今年のテーマはトーマス・フリードマンの言う「好奇心と情熱」。
その言葉通り、好奇心と情熱を持って学生を指導する。趣味は「学生いじり」とか。

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