スポーツ健康学部のポリシー

2024年度以降入学生

ディプロマ・ポリシー（学位授与方針）

スポーツ健康学部に所属する学生は、卒業後に多様な職域において生涯スポーツやスポーツ健康教育などのスポーツの切り口で健康維持・増進、疾病予防、生涯スポーツ、スポーツ健康教育などを推進することが期待されます。学部・学科のカリキュラムを履修、学修することをとおして、以下の能力が獲得できます。これに併せて、卒業に必要とされる所定の単位と要件を満たした学生には学士（スポーツ健康）の学位が授与されます。

知識・技能

スポーツ・健康に関する基本的知識を理解し、健康・体力の維持向上に対するスポーツ・身体運動の効果を説明することができる。
学校、企業、地域などにおけるスポーツ振興や健康増進活動を理解し、その概要と課題を説明できる。
主要な運動種目の技能、および指導の基本を実践できる。

思考力・判断力・表現力

情報を整理し、その結果をまとめるとともに、それらに関するプレゼンテーションをおこなうことができる。
社会におけるスポーツや健康に関する課題の実態を把握し、その関連要因、課題解決方法あるいは改善策を提示することができる。
スポーツや健康に関する教育・指導に関して、実施の対象や諸条件に合わせて適宜企画し、実践の場面で臨機応変に対応することができる。

主体性・多様性・協働性

スポーツや健康に関する情報を積極的かつ広範に求める態度を身につけている。
課題解決に対して常に積極的に周囲と協力して取り組む態度を身につけている。
教育･指導の場面においては参加者（受講者など）の立場を考慮することができる。

カリキュラム・ポリシー（教育課程編成・実施方針）

ディプロマ・ポリシーの能力の獲得を目的として、スポーツ健康学科では、≪NGU教養スタンダード科目≫、および≪導入科目≫、≪スポーツ・健康科目≫、≪体育・スポーツ教育科目≫、≪実技科目≫、≪演習科目≫から成る≪専門科目≫によってカリキュラムが構成されています。カリキュラムの特徴は以下のとおりです。

教育内容

全学生を対象とした≪NGU教養スタンダード科目≫では、キリスト教主義に基づいた豊かな人格の形成、社会生活に必要な知識や技術の修得、成熟した市民としての教養の獲得を目標としています。
≪専門科目≫のうち≪導入科目≫は、スポーツ健康科学に関する基礎的広範な概論科目です。
≪専門科目≫のうち≪スポーツ健康科目≫においては、＜スポーツ・健康の基礎＞、＜スポーツ・健康の方法＞、＜社会におけるスポーツ・健康＞、＜実践科目＞そして＜関連科目＞を配置しています。

＜スポーツ・健康の基礎＞はスポーツ健康の基礎についての深い理解と修得をねらいとしています。
＜スポーツ・健康の方法＞はスポーツ健康の基礎を発展して応用するための専門的知識の修得をねらいとしています。

＜社会におけるスポーツ・健康＞は、スポーツ健康と社会のつながりや社会における役割などに関する基本的知識の修得をねらいとしています。

＜実践科目＞は、実習や演習をとおして実践することにより、講義で学んだ基礎的知識や応用の方法を、確実に修得することをねらいとしています。
＜関連科目＞は、就職活動に備えた、キャリア教育をねらいとしています。

教育方法

授業においてICTツールを積極的に活用し、知的興味・関心を醸成します。
講義科目においては、小テストやレポートを通して学生の学習状況や理解度の把握に努めます。
演習科目（スポーツ健康基礎演習、スポーツ健康発展演習、研究演習、卒業研究）においては、担当教員が学生相互の議論を誘導し、集団討議や成果発表をおこないます。
実習科目（スポーツマネジメント演習、健康レクリエーション実習、自然遊びプロデュース演習、学校体育指導演習、スポーツ健康科学演習）においては、本学及び地域の教育施設などにおいて、測定や実践を通して学内で取得した知識や技能をさらに確かなものにすることや、児童生徒、社会人更に中高齢者などのライフステージに応じた健康増進活動への関与もねらいとしています。

学修成果の評価

各科目の評価は、原則として平常点および定期試験などによる総合評価（100点満点）によりおこなわれます。
思考力・判断力・表現力や主体性・多様性・協働性については、それぞれの授業科目において必要に応じて達成度指標を設けて段階的に評価したうえで総合評価に加えます。
学修の成果としてGPAの他、卒業論文やルーブリック、ポートフォリオなどで達成度を評価します。

アドミッション・ポリシー（入学者受入方針）

スポーツ健康学科では、スポーツの実践力の向上や、スポーツを切り口とした健康増進に対する意欲はもとより、スポーツ科学や健康科学に関する広範な知見を学び、スポーツや体育の指導者に必要な知識、技術および能力を修得することについて強い関心を持つ学生を優先して迎え入れています。具体的には卒業後の進路として、中学校や高等学校の保健体育教諭、スポーツクラブなどの指導者、その他の職域あるいは地域において積極的にスポーツ活動の振興や健康行動獲得の推進に貢献する人物像を想定しています。