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リハビリテーション学部

学部長メッセージ


藤森 修

土肥 靖明(どひ やすあき)

1956年生まれ。1983年 名古屋市立大学 医学部卒業、1989年 名古屋市立大学大学院 医学研究科博士課程修了(医学博士)。名古屋市立大学 病院循環器内科 副部長、名古屋市立大学 心臓・腎高血圧内科准教授を経て、2015年より名古屋学院大学教授。
専門分野は高血圧(高血圧専門医、高血圧学会評議員)、循環器内科(循環器専門医)、老年医学(老年医学専門医、老年病学会代議員)、研究分野は高血圧の臨床・疫学、心血管病発症予測因子。

ごあいさつ

リハビリテーション学部は名古屋学院大学の中で唯一の理科系学部です。しかし、「弱者を慈しみ、病める人に寄り添う」というすべての医療人に通じる精神・心構えは、本学の建学の精神「敬神愛人」と重なり、本学になくてはならない学部であることがわかります。

リハビリテーションという言葉はラテン語のre(再び)とhabilis(能力がある、適する)を語源とし、もともとは権利や名誉を回復するという意味です。すなわち、「何らかの原因によって名誉や権利を奪われ人間らしく社会生活をできなくなった人が、再び人間らしく生きる権利を回復する」ということを意味します。現在では「障害者に対する機能回復、能力向上、社会復帰」と言う意味で使われていますが、語源を考えるとその意味をより深く理解できると思います。このリハビリテーションを物理的手段を用いて行うのが理学療法です。本学部は理学療法の実践者・研究者の育成をその教育目的としています。理学療法士は医療スタッフの一員として、社会・地域に貢献する素晴らしい仕事です。

さて、理学療法士の仕事を理解するうえで大切なことが二つあります。第一に、理学療法士は医学(自然科学)の1分野である理学療法学の実践者であるということです。膨大な量の研究によって蓄積された知識(evidence)を消化・吸収し、これをもとに患者さんの治療を組み立てていきます(evidence-based medicine)。しかも、エビデンスは日々更新されていますので、自分の医学知識も常にアップデートする貪欲さが必要です。それだけではありません。患者さんは、同じ障害・病気でも一人一人皆状況が異なります。個々に最適な治療方法を自分で考えて選択するという作業を常に行わなければなりません。つまり自分で問題点・課題を見つけそれを自分で解決する力を養うことが重要となります。リハビリテーション学部ではこのこと学修していただきます。第二に、患者さんやその家族にはそれぞれの歴史・生活があるということです。その歴史・生活の違いにより考え方、人生観も当然多様となります。医学的に最良の治療法が、その患者さんにとって最適(一番幸せ)な治療法とは限りません。理学療法を施行するうえで、治療の相手は「人」であることを忘れてはなりません。本学の建学の精神「敬神愛人」の精神を常に持つことが重要です。

大学生活の4年間は思ったより早く過ぎていきます。大学生の間でなければ経験できないこともたくさんあります。大学はたくさんの機会を提供しますので、それを大いに利用して悔いのない大学生活を送ってください。諸君には優秀な教員・職員がついています。全力で皆さんの大学生活をサポートします。

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