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私立大学研究ブランディング事業

研究チーム⑥



2019年度 研究内容・研究成果

研究内容|2つのまちづくり協議会の立ち上げとまちづくり構想策定作業


熱田区を対象に、にぎわいまちづくりとプライドづくりを目的とした2つのまちづくり協議会の立ち上げおよび運営にかかわりながら、主にまちづくり構想の策定を行いました。

熱田神宮駅前地区では、商店街を中心に衰退傾向が進んでおり、このようなまちの課題を解決するため、地元の老舗企業や名古屋学院大学が推進役となり、商店街や行政を巻き込む形でこの「熱田神宮駅前地区まちづくり協議会」を、2018年4月に発足させました。

他方、かつて東海道で最大級の宿場町「宮宿」があった宮の渡し・大瀬子地区にて、まちづくり活動を推進するための協議会設立の機運が高まり、2019年4月に「宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会」が設立されました。

この2つのまちづくり協議会には設立当初からかかわり、ともににぎわいまちづくりと誇り(プライド)づくりを主としたまちづくり構想の策定作業を行いました。

宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会設立総会

研究成果|「年間700万人もの参拝者を迎える熱田神宮にふさわしい門前町を目指して」


「熱田神宮駅前地区まちづくり協議会」では、約30年ぶりに、まちづくり構想の合意形成が実現できる見込みとなり、年間700万人もの参拝者を迎える熱田神宮にふさわしい門前町に向けてまちづくり構想が策定されることになりました。他方、「宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会」では、江戸時代熱田湊に浮かんでいた海上城郭「東浜御殿」の図面発見を梃としたビジターセンター設立の機運が高まりました。両協議会とも組織が不安定であり、また、意見や利害の対立も会議の中で生じることもありましたが、十分なコミュニケーションを重ねることと、熱田の未来のために協力していくことで、その課題を乗り越えようとしています。

熱田神宮駅前地区まちづくり協議会まちづくり構想イメージ図

2020年度 研究内容・研究成果

研究内容|熱田神宮における門前町と回遊性をめぐって


2020年度では、コロナ禍の影響で、さまざまなまちづくり活動が中止、延期になる中で「熱田神宮駅前地区まちづくり協議会」では、まちづくり構想最終案「年間700万人もの参拝者を迎える熱田神宮にふさわしい門前町を目指す」ことが全会一致で合意され、構想には、観光バスの駐車場も明記されました。

一方、「宮の渡し・大瀬子地区まちづくり協議会」では、構想づくり実現に向けての勉強会やアンケートを実施し、最終案では「熱田プライド(誇り)」の構築と継承、そして、観光まちづくりとの両立を最終案にまとめました。

また、2020年末には「熱田神宮における門前町と回遊性をめぐって」と題した「あつた宮宿まちづくりフォーラム2020」オンライン収録を行い、あつた宮宿会会長のほか両まちづくり協議会の主要メンバーの方々に名古屋学院大学キャンパスに集まっていただき、パネルディスカッションを実施、後日ユーチューブにて配信しました。

YouTube配信 あつた宮宿まちづくりフォーラム2020

あつた宮宿まちづくりフォーラム2020

研究成果|エリア・マネジメント体制の構築に向けて


名古屋市内における観光バス駐車場が他の主要都市に比べて少ない現状を指摘することで、熱田神宮駅前地区まちづくり協議会まちづくり構想に、観光バスの駐車場を入れこみました。また、その運営を含めて、この地区におけるエリア・マネジメントの必要性についても構想内にて言及しました。熱田神宮駅前地区まちづくり協議会としてもすでにエリア・マネジメントを意識しており、正月三が日には、迷惑駐車逓減と地域商業の活性化を目的とした熱田神宮参拝者向け臨時駐車場運営の社会実験を行いました。そして、発生した余剰金を使って当該地区内にある飲み屋街「神宮小路」の共同トイレの改修工事を行い、地元の住民から高く評価をしていただけることとなりました。

熱田神宮参拝者向け臨時駐車場運営の社会実験

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