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私立大学研究ブランディング事業

研究チーム⑤



2019年度 研究内容・研究成果

研究内容|コンテンツ制作と理論的検討


本研究は、
  1. 最新の情報通信技術をもちいた地域資産に関連するコンテンツ制作、
  2. それらのコンテンツをもちいた観光振興(コンテンツツーリズム)についてのデータ収集・分析という2つのフェーズをもつことが大きな特徴となっている。

当年での研究では、とくに①に主軸を置き、本学にて取り組んでいる地域活性化プロジェクト「project758」事業で創作されているキャラクタ群を活用し、また最新の情報通信技術をもちいて、地域内に点在する地域資源を線で結ぶ導線づくり=「地域資産の観光化(=ブランディング)」にむけたコンテンツ制作を実施した。

また本プロジェクトの参加ユーザ(ファン)に対して量的調査および分析をおこなうためのアンケート設計および実施方法の策定をすすめ、コンテンツツーリズムの在り方やその可能性を検討するための基盤づくりをすすめた。

研究成果|VR/ARコンテンツの制作とWeb展開


研究成果として、
  1. 最新の情報通信技術をもちいた地域資源に関連するコンテンツ制作では、2013年度よりすすめてきた地域資産のコンテンツ化を現時点のものとして整理して、project758事業のデータ整理また可視化にむけたWebページ作成/公開をおこなった。具体的には、project758事業では白鳥古墳、名古屋国際会議場、白鳥庭園、あつた蓬莱軒、妙香園、宮の渡し、亀屋芳広、宮きしめん、きよめ餅、熱田球場、断夫山古墳、名古屋港水族館、名古屋城、名古屋テレビ塔、名古屋市科学館、堀川、味噌煮込みうどんなど、地域資産をモチーフにした21体のキャラクタ群を創出しており(2020年度末現在)、これらのキャラクタ/地域資産の詳細とそのかかわりを説明するとともにコンテンツに関する各種データの整理・掲載をおこない、アンケート調査・分析で求められる基礎資料としてWebページを構築した(http://p758.jp/)。
    また最新の情報通信技術をもちいたコンテンツとして、VR/AR技術をもちいたコンテンツ開発をすすめ、「宮の渡し」のVRコンテンツ作成など、地域資産の観光化にむけた基礎的コンテンツの研究開発をすすめた。
  2. コンテンツをもちいた地域活性化についての調査・分析では、project758に興味をもっている参加ユーザが形成している「コミュニティ」に着目して、マーケティングの領域においてその効果効能が検証されている「ブランド・コミュニティ」を援用し、調査票をもちいた量的調査にむけた仮説モデルを構築した。


2020年度 研究内容・研究成果

研究内容|コンテンツ展開とモデル構築


本年度の研究では、コロナ禍における旅行行動や観光資源の消費・購買行動の変化をみながらウィズコロナ、アフターコロナ時代にむけて地域課題を解決し新たな価値を創造するために、
  1. これまでに制作したコンテンツをベースとして、地域資産の観光化にむけたコンテンツ展開を本格運用した。そのために、最新の情報通信技術をもちいた地域資産に関連するコンテンツ制作をさらに充実させるとともに、大学を中心に行政、企業、地域住民がコンテンツの“生産者”となって地域活性化に参加できるスキームづくりを考察・実施した。
  2. 制作したコンテンツをもちいて、コンテンツの“消費者”たる参加ユーザへの量的調査を実施、および本研究への理論的アプローチにむけたモデル構築をすすめている。

研究成果|地域キャンペーンの実施と分析


研究成果として、熱田ブランドの中軸となっている老舗企業5社(あつた蓬莱軒、妙香園、亀屋芳広、宮商事、きよめ餅総本家)をモチーフとするキャラクタをもちいたproject758「おかえり、みんな」キャンペーン一式を産学連携事業として実施した(実施期間:2020年7月11日~9月1日、参考URL:http://p758.jp/event/okaeri/)。ここでは、各プレイヤの協力のもと、Web/SNS広報、ポスター掲示およびフライヤ配布をおこない企業間連携・地域ブランドを高めるプラットフォームになるとともに、project758に興味をもっている“ファン”および地域内外の消費者(実店舗訪問者またはオンライン販売利用者)が、Webフォームを通じてキャンペーン応募およびアンケート回答することで、コロナ禍における旅行行動や購買行動の基礎データとしてデータ集計・分析を実施した。

また、2021年3月よりproject758「あつた老舗セレクション」キャンペーンを実施して、引き続き地域資源である老舗企業4社と連携したキャンペーン(商品開発および情報発信)を展開し、ブランディング研究(キャンペーン内での量的・質的調査分析、Web/システム開発)をすすめ、理論的アプローチにむけたモデル構築をすすめている(実施期間:2021年3月8日~6月1日、参考URL:http://p758.jp/event/758selection/)。

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