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POPコンテスト 2023(商学部主催)受賞作品決定


今年で16回目を迎える商学部主催<POPコンテスト>の最終審査が12月上旬に行われ、受賞作品が決定いたしました。
このPOPコンテストは、POP作りをとおして広告やマーケティングに興味をもってほしい、読書の楽しみを発見し、言葉や表現への感受性を育んでほしいと企画されたコンテストです。
A6サイズの限られたスペースに、商品内容を簡潔にわかりやすく表現し、魅力を伝えます。
毎年、多くのご応募をいただいており、今年も「総合部門」「キャッチコピー部門」共にたくさんの素晴らしい作品をお寄せいただきました。ご応募いただいた皆様 誠にありがとうございました。

内容・課題図書についてはこちら

総評

16年目となった今回のPOPコンテストは、総合部門に823点、キャッチコピー部門に128点の応募があった。応募してくれた諸君、指導された先生方に感謝申し上げる。

 総合部門においては、やはり立体的な造形が多く見られ、特に連続で最優秀を受賞した岐南工業高校に見られるような、アイデアも、しっかりとした造形の点でも、優れた作品が多数応募された。傾向としてはしかし、過度な出っ張りよりは5mm程度の厚みの中で立体感を表そうとする工夫が多く見られており、POPとしてはかなり重厚感はあるものの、POPの範疇に留まると言えそうな作品が揃っていた。また、注意をひくキャッチコピーが工夫された作品も多くあったが、総合部門としての出来ばえからはあと一歩というものが多く、惜しい感じがした。その中でも最優秀に輝いた作品は、端的な「説得力」という言葉を造形の力強さにより前面に押し出しており、コピーを非常にうまく印象づける作品となっていた。こうしたコピーの生かし方というものもぜひ参考にしてほしい。
 キャッチコピー部門は、残念ながら全体的に似通ったものが多かった。課題の絵本に「ひとりじゃないよ」、ミステリーに「衝撃の結末」では新味がない。その点では、むしろ総合部門の作品のほうが、キャッチコピーに配慮したものが見られたように思う。その中でも受賞作はひとひねりしたもの、あるいはトレンドのワードを利用したものと、目をひきつけやすい工夫があったと言える。

 例年にたがわず、多くの応募作が、かなりの時間をかけて作られたことが窺えた。審査する側としてこれらの作品に序列をつけることは忍びないことであり、やむを得ず発表のような結果としたが、どの作品も甲乙つけがたい魅力を持っていたことを記しておきたい。

総合部門

敬称は略させていただきます
最優秀賞
氏名 高校名
湯口 未悠 岐南工業(岐阜県)

湯口 未悠さんの作品

最優秀賞作品
湯口 未悠さん
超文系人間のための統計学トレーニング 斎藤広達著 PHPビジネス新書


【講評】 毎年力作を応募してくれる岐南工業高が連続での最優秀となった。段ボールを利用して立体感を出す手法は他にも見られるが、工業高校ならではの非常にしっかりとした作りが目立つ。本作品もこの手法を利用しているが、立体的造形も過度にせず抑えており、しかし十分な存在感を発揮しているのはさすがである。同作の最大の特徴はコピーとしての「説得力」を「統計学」の土台が支えているというメッセージが、否応なく目に飛び込んでくる構成になっていることであろう。支える人を表現した形も重みを感じさせている。作品自体が極めて説得力のあるデザインになっている。配色のシンプルさもメッセージの誠実さを表しているように見える。




優秀賞
氏名 高校名
飯山 怜央 灘(兵庫県)
梶川 信 岐南工業(岐阜県)
米森 涼華 市立川崎(神奈川県)
山本 零士 福江(愛知県)
日下 せつ 土岐商業(岐阜県)
冨田 万緒 津島北(愛知県)
杉木 萌衣 津島北(愛知県)
長谷川 澪 名城大学附属(愛知県)
<優秀賞作品>

飯山 怜央さんの作品

梶川 信さんの作品

米森 涼華さんの作品

山本 零士さんの作品

日下 せつさんの作品

冨田 万緒さんの作品

杉木 萌衣さんの作品

長谷川 澪さんの作品

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奨励賞
氏名 高校名
秦 友香 愛知商業(愛知県)
永田 愛依奈 磐田西(静岡県)
金原 満夏 春日井泉(愛知県)
渡邊 凌世 岐南工業(岐阜県)
野村 龍騎 岐南工業(岐阜県)
日野 心優 同志社国際(京都府)
武原 羽美 東濃実業(岐阜県)
杉江 綾花 豊田東(愛知県)
北川 姫乃 豊田東(愛知県)
大野 文華 中川青和(愛知県)
石原 桃華 半田商業(愛知県)
宇野 夢叶 名城大学附属(愛知県)

秦 友香さんの作品

永田 愛依奈さんの作品

野村 龍騎さんの作品

日野 心優さんの作品

北川 姫乃さんの作品

大野 文華さんの作品

金原 満夏さんの作品

渡邊 凌世さんの作品

武原 羽美さんの作品

杉江 綾花さんの作品

石原 桃華さんの作品

宇野 夢叶さんの作品

敢闘賞
氏名 高校名
吉田 朱里 愛知教育大学附属(愛知県)
蓮井 愛海 愛知商業(愛知県)
澤田 凛桜 伊賀白鳳(三重県)
舟橋 日菜 犬山(愛知県)
荒井 菫 磐田西(静岡県)
山本 一華 宇部商業(山口県)
足立 遥香 岡崎商業(愛知県)
今津 帆賀 春日井泉(愛知県)
棚橋 勇斗 木曽川(愛知県)
後藤 綾乃 岐阜総合学園(岐阜県)
日比 木の葉 杏和(愛知県)
松元 美樹 桐朋女子(東京都)
加藤 祈叶 啓明学館(愛知県)
大坪 美依奈 古知野(愛知県)
植田 楓 静岡英和女学院(静岡県)
櫻井 心晴 島田商業(静岡県)
山田 朱李 津島東(愛知県)
落合 紗羅 富山北部(富山県)
権田 結花 豊川(愛知県)
田中 来奈 豊川(愛知県)
守屋 美沙紀 豊科(長野県)
吉田 仁美 中川青和(愛知県)
高橋 侑里 名古屋市立富田(愛知県)
加藤 夕依 名古屋市立富田(愛知県)
玉ノ木 梓純 浜名(静岡県)
今関 かおり 半田商業(愛知県)
森下 百合亜 半田商業(愛知県)
神谷 乙希 半田商業(愛知県)
早川 梨緒 大阪府立港南造形(大阪府)
高瀬 さとみ 名城大学附属(愛知県)

キャッチコピー部門

敬称は略させていただきます
最優秀賞
氏名 高校名
近藤 碧 豊橋商業(愛知県)

[最優秀賞キャッチコピー] どんでん返し返し返し!!きっと貴方も驚かされる

近藤 碧さん
 隠蔽人類 鳥飼否宇著 光文社文庫

【講評】どんでん返しという言葉、あるいは同様の言葉はよく使われ、今回も数多くあったが、畳語にして強調したものはほぼ見られなかった。「どんでん返し返し」までは考えられそうだが、本作は3回目を追加して強調を高めている。4回では間延びしそうであり、本作がちょうどよく、リズム感も出ている。ちょっとしたアイデアと、バランス感覚の勝利というところか。強いて言えば後半部分はなくてもよいようにも見えるが、サブコピー的に見れば問題はない。
優秀賞
氏名 高校名
兒嶋 希星 豊橋商業(愛知県)

[優秀賞キャッチコピー] アートに沼る。

兒嶋 希星さん
 風神雷神(上下) 原田マハ著 PHP文芸文庫

【講評】 「沼」はこの数年で市民権を得た言葉で、若者言葉としては既にピークを過ぎたと言われることもあるようだが、全世代的にはかなり新奇性の高い言葉である。動詞形「沼る」は更に目を引きやすい。この言葉の良いところは解説なしで意味が伝わることであり、アイキャッチをしながらもメッセージは伝わる。課題図書の「アート」面を強調したコピーは多く見られたが、本作ではキャッチ―な表現を組み合わせることで、コンパクトでインパクトのあるコピーに仕上げた。
奨励賞
氏名 高校名
田原 向葵 守山(滋賀県)
有加 杏名 八百津(岐阜県)
市原 幹大 八百津(岐阜県)
敢闘賞
氏名 高校名
熊谷 未来 港特別支援学校高等部(愛知県)

応募作品

審査のようす

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