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国際文化学部

大学助成による研究成果の紹介


本学国際文化学部教員が中心となって進めた学際・国際共同研究の概要とその成果をご紹介します。

『交錯する宗教と民族―交流と衝突の比較史―』

鹿毛敏夫編『アジア遊学257 交錯する宗教と民族―交流と衝突の比較史』(勉誠出版、2021年)

混沌の歴史を紐解く

世界に多数存在する異宗教と多民族は、時に激しい対立や交流、融合を繰り返しながら、現代までの歴史を紡いできた。それらは、いかに顕在化しているのか。
アジアとヨーロッパの東西における人の移動と民族の越境・交流の実態、ヨーロッパ社会における政治と宗教の関係、個々の人間の想いとその相克、さらにそこから相対化される「国家」意識の具体的深層に迫る。歴史学・文学・社会学・文化人類学・言語学・地域学・宗教学の分野から多角的に比較検証し、宗教・民族・国家間の共存のあり方を問い直す。

『宗教のダイナミズム―アジアの地域形成を読み解く』

宮坂清編『アジア遊学316 宗教のダイナミズム―アジアの地域形成を読み解く』(勉誠社、2026年)

宗教と地域の関係を動態的に捉え直す

私たちが生きる「地域」は、常に変化し続けている。その過程に宗教はいかに関与しているのだろうか。受け継がれてきた歴史や民俗、街に点在する神社仏閣や教会、宗教家や政治家の活動、さらにはインターネットを通じた信念や価値観の流通…。これらは相互に結びつきながら、地域の生成、維持、変容に作用してきた。
地域を固定的な地理単位としてではなく、人々の日常的実践の反復を通じて形づくられる文化的特性=ローカリティ(「地域性」)概念を手がかりに動的なものとして捉え、地域形成や国家統治、戦争、植民地支配、家族形成といった多様な局面において、宗教が果たしてきた実践的な作用を歴史学・神学・国際政治学・文化人類学など多様な視点から検討する。
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