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ヤングケアラー版クロスロードゲームを製作しました


社会連携センターサポーターの学生たち(担当教員:澤田景子)が、支援団体(YCARP:立命館大学人間科学研究所内「子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト事務局」、nagosib:名古屋を拠点とするきょうだい児の当事者グループ、一般社団法人ダブルケアパートナー:名古屋を拠点とする子育てと介護のダブルケア支援団体)とともに、本来、大人が担うと想定されている家事や家族のケアを日常的に行っているヤングケアラーについての理解を深める啓発ツールとして、ヤングケアラー版クロスロードゲームを製作しました。

クロスロードゲームは、もともと防災・減災分野において災害で直面したジレンマを追体験し、意見を交わすことを狙いとした啓発ツールです。今回はクロスロードゲームの商標権者であるチームクロスロードから許可を得て、ヤングケアラー版の製作に至りました。学生らはオープンチャットで当事者・経験者が体験したジレンマを募集したり、チラシやパッケージ、カードのデザイン・色決めなどに携わる中で、当事者の経験世界に触れ、理解を深めていきました。

この問題は、家庭内のデリケートな問題ゆえに周囲には話しづらく、また子ども自身が介護している自覚を持っていないことが多いといわれています。まずは社会的な認知度を上げて、周囲がヤングケラーの存在や悩みに気づけること、本人たちが声をあげやすい環境をつくることが大切です。今後は、ゲーム体験会の開催や地域イベント等で活用し、地域におけるヤングケアラーへの理解度・認知度の向上につなげていきたいと思います。

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