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愛知県立美和高等学校と高大連携事業「共同ゼミ」を実施しました


12月11日(木)、愛知県立美和高等学校2年生を対象とした連携事業を同校にて実施しました。本事業は、同校が大学での学びに触れる機会として位置付けている「共同ゼミ」の一環で、当日は本学のほか、星城大学、名古屋文理大学も参加していました。

本学からは、国際文化学部の工藤泰三准教授が担当し、「『新しい言語』を考えてみよう:言語の壁を乗り越えて」をテーマに講義とワークを行いました。世界には7,000を超える言語が存在し、話者の言語背景が社会的立場に影響する場合があること、また多くの言語には不規則な文法があり学習の障害となることなど、言語が抱える課題について解説がありました。

活動では、英語が国際語として広がった経緯や、母語の違いが生じさせる格差について考えた後、「Esperanto(エスペラント)」を題材に、日本語・英語の単語と文法を比較し、より多くの人が学びやすい言語とは何かを探究しました。高校生にとって、言語そのものを構造的に捉える体験となり、大学の学びへの理解を深める内容となりました。

参加した生徒からは、「英語は難しいと感じていたが、世界の言語と比べると規則が比較的単純で学びやすいことを知り、英語を学ぶ意欲が高まった」「英語がより楽しく、身近に感じられた」など、学習意欲の向上につながる前向きな感想が寄せられました。さらに、「授業で学ぶ語学と違った側面を知り、語学への興味が強くなった」といった感想も寄せられました。今回の取り組みを通じて、高校の日常授業とは異なる大学での学びの魅力を実感してもらう機会となりました。

※「Esperanto(エスペラント)」は、ポーランドの眼科医ザメンホフが1887年に提案した人工言語で、文法をできる限り規則化し、どの母語話者にとっても学びやすいことを目指して作られました。現在も世界各地に学習者が存在し、国際交流や文化活動の場で使用されています。

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