ヤングケアラー啓発チーム「BE HAPPY」2024年度活動報告
ヤングケアラー啓発チーム「BE HAPPY」は2024年度も様々なイベントや、研修にお招きいただき、登壇や「ヤングケアラー版クロスロードゲーム」のファシリテーターを務めるなど、ヤングケアラーの啓発に取り組みを行いました。
8月5日 名古屋市主催「ヤングケアラー支援関係者研修会」
10月13日 熱田区区民まつり実行委員会主催「熱田区区民まつり」
白鳥公園にて開催された熱田区区まつりでは、前年に引き続き、啓発ブースを出展しました。ブースでは、「ヤングケアラー認知度アンケート調査」「ヤングケアラー版クロスロードゲーム体験会」や、啓発グッズの配布を行いました。今年度は特に、幼い子どもたちにも理解が広がるよう、イギリスの支援団体から提供いただいたイラストやシールを用いて、ヤングケアラーを「知らない」と答えた子どもたちに、メンバーの学生らが説明を行いました。子どもたちが話を真剣に聞いてくれる様子を通して、啓発活動の意義を改めて確認する機会となりました。
11月6日 名古屋市教育委員会主催「港生涯学習センター公開講座」
全6回ある人権講座の第1回目講座「それってあの子が一人で抱え込むこと?~ヤングケアラーを知っていますか~」にて、メンバー学生らが活動紹介、ヤングケアラー版クロスロードゲーム体験のワークショップを実施しました。参加者はシニア世代の方が多かったこともあり、最初は学生たちも緊張している様子がみられましたが、アイスブレイクのNGワードゲームで打ち解け合い、いい雰囲気でクロスロードゲームを始めることができました。ヤングケアラーをテーマに世代を越えて活発に意見を交換し合うことができ、メンバー学生にとっても気づきや学びの多い機会となりました。
※11月20日日本経済新聞朝刊にて研修の様子、学生コメントが掲載されました。
※11月20日日本経済新聞朝刊にて研修の様子、学生コメントが掲載されました。
11月9日 名古屋市・なごや介護の日フェア実行委員会主催「なごや介護の日フェア2024」
エンゼル広場で開催された本イベントの今年度のテーマは、「次世代とつくる新しい介護のカタチ」です。私たちのチームは「カードゲームでヤングケアラーを知ろう」をテーマに、初めてのブース出展となりました。介護・福祉関係者の参加が多く、職場研修等でのヤングケアラー版クロスロードゲームの活用に関心を示していただきました。私たちの活動を応援する声もたくさんかけていただき、励みとなりました。
※当日のメ~テレニュースにてブースの様子が取り上げられました。
※当日のメ~テレニュースにてブースの様子が取り上げられました。
11月23日 東京都社会福祉士会主催「実践研究大会(Tokyo Social workers Fest.)」
文京学院大学で開催された本大会内のトーク&ダイアローグ企画のワークショップの一環として、ヤングケアラー版クロスロードゲームの体験会を行いました。昨年度の「わづくりin名古屋」でのファシリテーターをきっかけにつながった(一社)ヤングケアラー協会様とともに、東京の会場とオンライン形式で実施しました。遠隔でのゲーム体験会は初めての経験でしたが、ゲームの問いに対し、会場からは多くの意見が出され、様々な事例をもとに考えられると参加者の方から好評をいただきました。
11月23日 日本テンダネスケア協会主催「介護・医療・福祉EXPO」
名古屋国際会議場で開催された本イベントにて、パネルディスカッションでの登壇、ヤングケアラー版クロスロードゲーム(デモ体験)の進行及びブース出展を行いました。全国様々な地域の介護・医療・福祉関係者が多く参加されており、学生の思い(活動の意義、活動を通して得たもの、課題など)に真剣に耳を傾けていただきました。また、多くの参加者の方と名刺交換を行い、活動の周知や交流を広げる機会となりました。
※12月3日中日新聞朝刊にて、イベントの様子、学生のコメントが掲載されました。
※12月3日中日新聞朝刊にて、イベントの様子、学生のコメントが掲載されました。
2025年1月15日 美浜町健康・子育て課主催「こども家庭センター研修会」
知多郡美浜町の保健センターにて、福祉・子育て・教育等職員や主任児童委員の方々が対象としたヤングケアラー研修が開催され、メンバーの学生らが活動紹介、ヤングケアラー版クロスロードゲーム体験のワークショップを実施しました。ゲーム後、グループで感想を共有した際には、「ゲームの問い一つ一つに衝撃を受け、課題の深刻さを認識しました」、「世代が違えば感じ方や取り巻く状況も大きく異なり、自分たち目線ではいけないと痛感しました」などの声が聞かれました。