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大学紹介

総合研究所


総合研究所は、専任教員全員が研究所員として、自らの研究活動はもとより、共同研究・プロジェクトにも参加し、その成果を学内外に広く公開するとともに、教育にも反映させる役割を果たしています。

研究等業績一覧

2024年度研究助成

課題・共同研究

・生成AIを活用した学修・教育成果把握のための研究
(本学に資する教育方法の革新に関する研究) 研究代表者:経営学部 杉浦礼子  本研究の目的は、新設となる経営学部データ経営学科において、文部科学省が掲げる教学マネジメント指針における「学修成果・教育成果の把握可視化」を実践する上で昨今技術革新が進む「生成AI」を活用し、教育の質向上且つ、それに伴う指導・事務作業効率の向上を両立させる、その実現可能性について研究を行うものである。データサイエンス、データ解析、情報技術、マーケティングについて専門性を有する教員が揃うことで、「データ経営」を学科名に掲げる、本学科の特色づけに資する研究を行い、また加えて、この成果をもって、FD等を通じ、本学に資する教育方法の革新に貢献することを目的とする。

・グローバル・クリスチャニティと名古屋学院大学-欧米・アジア・日本
(キリスト教及び「建学の精神」に関する研究) 研究代表者:外国語学部 長谷川和美  研究テーマを「グローバル・クリスチャニティと名古屋学院大学: 欧米・アジア・日本」として、グローバル・ヒストリーの方法論を用いて、19世紀末から20世紀にかけて積極的に行われたプロテスタント・キリスト教(特にメソジスト派)のグローバル・ミッションについて考察する。ミッションの対象は、名古屋英和学校を中心に日本、中国、インド等のアジアへの宣教活動、また日本を経由して伝播したキリスト教の影響の分析をも含む、グローバル・クリスチャニティ研究を行う。名古屋学院及び名古屋学院大学の設立の背景と影響をグローバル史の視点から分析することにより、名古屋学院大学の建学の精神である「敬神愛人」に基づくアイデンティティの新たな側面を模索する。特に、設立の背景にあるプロテスタントのメソジスト派の信仰形態、教理、教会政治が学校教育にどのように影響を与えたのか、さらにメソジスト教会(美以教会)、南メソジスト教会(南美以教会)と名古屋学院及び名古屋学院大学のルーツであるメソジスト・プロテスタント教会(美普教会)の宣教本部(米国)における世界宣教理念の違いや日本を含めるアジアへの宣教方法の比較研究を行う。これにより、本学の建学の精神をよりグローバルな視点から俯瞰的に再考察することができる。

・陶磁器産地「瀬戸」の将来像と持続可能な展開に関する政策研究【継続】
(本学が関係する地域の課題及び活性化に関する研究) 研究代表者:現代社会学部 小林甲一  この研究は、本学に蓄積された地域政策研究と陶磁器産業研究を融合させることによって瀬戸焼振興による地域活性化という瀬戸市の課題にアプローチし、他産地との比較も視野に入れて陶磁器産地「瀬戸」の将来像を描き、地域で共有することを通して瀬戸における陶磁器産業の持続可能な展開に資する政策のあり方を明らかにする。また、これは、瀬戸市ものづくり商業振興課と連携して政策協働型・「地域伴走」型の政策研究として行うものであり、政策の研究と実践を地域において有機的に協働させることで研究成果をそのまま地域活性化に活かすとともに、地域からのフィードバックによって研究成果の実を高めていき、今後の政策提言にもつなげていく。

・ローカリティ形成における宗教の関与についての学際的比較研究【継続】
(学部及び学科の特色づけに資する研究) 研究代表者:国際文化学部 宮坂 清  ローカリティ(Locality、地域性)が形成される際に、宗教がいかに関与するかについて、日本を含むアジアの事例を比較しつつ考察するのが本研究の目的である。宗教は主要なコンテクストのひとつとして種々のローカリティの形成や変化に関わってきたと考えられるが、それはどのようにしてであるか。この問題を、宗教が関わる事例を各地から収集し、それをコンテクスト的に解釈し、相互に比較するという作業をつうじて明らかにする。

・神経筋電気刺激が人工関節置換術後の筋力および動作能力の改善に与える影響【継続】
(学部及び学科の特色づけに資する研究) 研究代表者:リハビリテーション学部 渡邊晶規  本研究課題の目的は、① 人工膝関節全置換術後早期からの神経筋電気刺激治療が、その後の大腿四頭筋筋力の回復にどのような影響を与えるか明らかにすること、ならびに② 神経筋電気刺激による異なる収縮様式(求心性収縮運動と遠心性収縮運動)の効果に差があるかどうかを明らかにすること、の2点である。
課題・個人研究

・文献・考古融合研究による中世日本社会の「国際性」要因の究明
(学部及び学科の特色づけに資する研究) 研究代表者:国際文化学部 鹿毛敏夫  「グローバル時代における価値の共有化の中で、地域固有の文化に目を向け、地域の言語・文化・社会・経済などに多様な視点で関心をもつ」とする本学国際文化学部のアドミッション・ポリシーに基づき、歴史学(文献史学と考古学)の観点から、日本の各地域社会が伝統的に内包する「国際性」(外来するヒト・モノの受容と同化、異種・異質への寛容と共存、地域社会から国際社会への接続等)の事象と実態を抽出し、その特質の要因を究明する。具体的には、地域の文献史料から「国際性」に関わる記録・記述を抽出し、同時に当該地域の史跡・遺跡・遺物の現地調査を実施して、双方の時間・空間的共通点を導き出す。考察対象の時間軸は13~17世紀(鎌倉・室町~江戸前期)、空間軸は「国際性」の特質が顕著に見える西日本社会およびその隣接海域(対馬海峡および東シナ海域)を中心としながらも、東・北日本にも順次考察を広げていく。
一般・共同研究

・瞬発的なパフォーマンス発揮が求められるアスリートにおけるコンディション評価法の開発【継続】
研究者:スポーツ健康学部 鈴木啓太 アスリートは日々トレーニングを行うことで、高い競技力の獲得を目指す一方で、本人が気づかないうちに、オーバートレーニングを続け、慢性的な疲労状態に陥るアスリートは少なくない。本研究では、近年、瞬発的な競技パフォーマンスとの関連が報告されているIsometric Mid-Thigh Pull(IMTP)に着目し、瞬発的なパフォーマンスが求められるアスリートのコンディション評価法を開発することを目的とする。具体的には、ジャンプやスプリント動作を繰り返す疲労課題を実施して、即自的にIMTPの数値に変化が現れるかを検証する。加えて、強化期における継続的に測定したIMTPの数値をジャンプ回数、スプリント回数といった運動負荷の関係を検証する。

・スキー実習を中心とした学部教育に資するスノースポーツの社会学的・教育学的・運動学的研究【継続】
研究代表者:スポーツ健康学部 齋藤健治 スポーツ健康学部におけるスキー実習を、貴重なウインター・アウトドア実習として継続するにあたり、アルペンスキーの技術および指導法を学びの中心に据えながらも、スノースポーツ(アルペンスキー、バックカントリースキー、スキーツアーなど)を社会学的、運動学的、教育学的等幅広い視点で捉え直し、スキー実習そのもの、そしてその他のスポーツ科目との接続を強化し、学部教育の質向上の一助としたい。そのための調査,計測による分野横断的な研究を実施する。

・児童生徒の運動に対する効力感の向上を促す運動指導法の検討【継続】
研究代表者:スポーツ健康学部 四方田健二 近年、子どもの体力、運動習慣の二極化の傾向がみられ、学校の体育授業以外で運動する機会の減少が深刻となっている。運動の日常化および卒業後の生涯スポーツの継続のためには運動に対する自己効力感を高めることが重要である。本研究では、児童生徒の運動に対する効力感を向上させるための体育授業等の支援を行い、効力感と運動習慣、運動意欲、体力、運動能力等の実態について明らかにするとともに、効力感の変容過程および効果的な支援や指導の在り方を検討する。

・教師教育カリキュラムの開発 -初任者のリアリティ・ショック緩和ケアプログラムの開発-【継続】
研究代表者:スポーツ健康学部 滝浪常雄 本研究は、初任期(採用1年目から3年目)の小学校教師の経験する教職志望段階に抱く理想と学校現場で直面するギャップ(リアリティ・ショック)や困難の実情を明らかにし、どのように不安や困難を乗り越え教師として成長していくかを検討する。また、これを踏まえ教員養成課程において初任期のギャップへの理解や対処方法に関する指導を取り入れ、養成から採用、現職への移行を支援する方略を検討する。

・ラートおよびGボール運動の初心者に対する指導法の検討【継続】
研究代表者:スポーツ健康学部 堀場みのり 体操運動、中でもラート、Gボールは、日常生活や一般的なスポーツ種目では経験できない腕支持や懸垂、倒立、バランス、回転運動などの多様な運動感覚を含んでおり、誰もが楽しんで実施することのできる運動としての可能性が期待される。とはいえ、初心者への指導法の検討は十分とはいえず、効果的な練習方法や指導の順序などについて知見が蓄積されていないことが課題となっている。本研究では、子ども及び大学生に対するラートおよびGボール運動の指導法を検討し、指導実践を行いその成果を検証する。特に初心者へのラートおよびGボール運動の指導法を提案し、指導経験の少ない指導者に役立てられる知見を得ることを目指す。

・バーチャルリアリティシステムの医療、教育現場への応用【継続】
研究代表者:リハビリテーション学部 佐藤菜穂子 バーチャルリアリティ(virtual reality:VR)技術は近年飛躍的に進歩しており、教育現場や医療現場への応用が進んでいる。本研究ではVR技術の利点である、三次元情報として可視化できる点、ヒトが受ける刺激を操作することができる点を、以下の2つの分野に応用し研究を行う。Ⅰ 教育現場への応用として、ダンスの指導現場におけるパフォーマンスのフィードバックツールとしての応用を検討する。Ⅱ 医療現場への応用として、空間認知能力の低下がある症例の治療に応用し、その効果を検討する。
一般・個人研究

・若齢者における喫煙が運動前後の血糖値と乳酸濃度に及ぼす急性の影響
研究者:スポーツ健康学部 富田 彩 喫煙が運動前後の血糖値と乳酸濃度の変化に及ぼす影響を明らかにすることを目的として研究を行う.喫煙習慣が生理学的に大きな影響を与えることについては,多くの研究で報告されている (Ambrose & Barua, 2004; Yanbaeva et al., 2007).特に慢性閉塞性疾患 (COPD) などの代表的な疾患は,長年の喫煙習慣から発症することが知られており,長期的な喫煙の影響を臨床的に調査した研究が多く行われてきた.一方で,酸素や糖を大量に必要とする運動において,急性的な喫煙によりどのような影響があるかについてはまだ十分に解明されていない.しかし,現状として,本学の学生にも,競技レベルでの運動習慣がありながらも喫煙習慣がある者が少なくない.そこで本研究では,喫煙後に運動を実施した場合の運動前後の血糖値,血中乳酸濃度の変化を非喫煙者のそれと比較する.

・ハーディ小説と同時代のヨーロッパ絵画の接点:田園、自然、そして周縁者への共感
研究者:外国語学部 西村美保 本研究の目的は、19世紀イギリスの代表的作家トマス・ハーディの作品世界と同時代のヨーロッパ絵画(特にフーボルト・フォン・ヘルコマー、コンスタブル、ターナー、バルビゾン派の画家など)の世界を比較考察することで、ハーディ文学における同時代の絵画からの影響を探求することである。

・米国企業のESGへの取組みと機関投資家の役割
研究者:法学部 坂東洋行 2023 年度の研究助成により、英国国教会が進める気候変動等に関する企業の取組に対するスチュワード シップを聖書の解釈から実際の英国国教会によるエンゲージメントの分析により明らかにすることができ た(坂東[2024 年])。2015 年に採択された温暖化ガス排出量の削減を目指すパリ協定が採択されて以降、英 国およびEU 加盟国は、会社法またはEU 指令の内国法化により気候変動等のESG の取組を企業に求めて いるが(松井([2022 年]72 頁)、わが国ではコーポレートガバナンス・コードおよびスチュワードシップ・コ ードの改訂で対応しようとし、ESG 関連の法定開示やESG への取組みに関する規律は必ずしも十分ではな い。同様に米国では政権交代ごとにESG への規律が翻弄され(神作[2019]275 頁、久保田[2022 年]76 頁)、 明確な軸が存在しない。そこで、これまでの英国での研究成果との比較において日米の現行の規律を検証し、 ESG への利益を配慮した企業経営を実現すべきわが国の立法の在るべき姿を提言する。

研修(教育研究活動)

学部      国際文化学部 
氏名      宮坂清 
期間      2022年4月1日~2023年3月31日
国       日本
機関      琉球大学国際地域創造学部
研修課題    南西諸島のローカリティ形成における宗教の関与についての研究

研修概要
本研修は、期間前半は主に沖縄の宗教や民俗に関する文献調査を行い、期間後半は対象地域を八重山諸島に絞り現地調査を実施した。この現地調査においては、(1)石垣島の台湾人コミュニティ、(2)石垣島川平などの宗教民俗、(3)移住者たちのスピリチュアリティ、(4)与那国島の共同売店に関する調査を行い、八重山諸島に特有のローカリティの生成を観察することができた。今後も調査を継続したい。


学部      国際文化学部 
氏名      佐伯奈津子 
期間      2022年4月2日~2023年3月30日
国       インドネシア
機関      アルムスリム大学
研修課題    日系インドネシア人家族の軌跡

研修概要 
太平洋戦争後もインドネシアに残留し、インドネシア独立戦争に参加した元日本軍兵士・軍属(残留日本人)が、インドネシア政治や日本との経済関係にどのような影響を与えたか、その家族がどのような暮らしを営んできたか、二世・三世への聞き取りや、互助組織「福祉友の会」での資料収集などを通じて調査した。


学部      スポーツ健康学部 
氏名      四方田健二
期間      2022年9月1日~2023年8月4日
国       イギリス
機関      ストラスクライド大学
研修課題    イギリスの体育指導に関わる教員養成および現職教師の支援に関する調査

研修概要
研修中はDavid Kirk教授のもとでスコットランドの学校体育の実態および体育科の教員養成と教員研修に関する研究を行った。スコットランドの学校体育では、子どもの体力、健康格差の是正と情意面の学習が重要な課題となっていた。教員養成では長期の教育実習による現場ベースの実践的な学びとキャンパスでの教授モデルを基にした学びを通した実践と理論の往還が特徴的であった。教員研修では、初年度の研修制度やオンラインプラットフォームによる研修記録の活用、研修情報の一元管理などが特徴的であった。


学部      外国語学部 
氏名      西村美保 
期間      2023年4月3日~2024年3月25日
国       日本
機関      立正大学文学部文学科英語英米文学専攻コース
研修課題    19世紀英国における女性の救済をめぐる慈善活動と文学表象について

研修概要 
本研修では、18世紀から19世紀にかけて、転落した女性たちの救済活動に関わったイギリスの慈善家や文学者に焦点を当て、救済活動と文学表象を吟味した。関連文献の精読を通して、収容施設の建設から植民地移住への手助けまで、具体的内容と関わった人々について探求した。文学表象については、ギャスケル、ハーディ、エリオット、ディケンズなどの小説を取り上げ、個人の転落と救済活動の表象を分析し、洞察を深めた。

府省共通研究開発管理システム(e-Rad)

本学における「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」の管理は総合研究所事務室で行います。
原則として、専任教員(任期制含む。)として本学に雇用されている教員のみ、着任時にe-Radに登録され、それ以外の機会に登録されることはありません。
不明な点等に関しては、総合研究所事務室までお問い合わせください。
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