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大学紹介

卒業生が語る:山田 翔太


山田 翔太

かけがえのない仲間と過ごした、大切な時間。
あの4年間が、今の僕を作ってくれています。


NTT西日本東海病院 理学療法士 山田翔太


プロフィール
1988年、岐阜県生まれ。親の影響もあり、小学生の時に理学療法士という仕事を知る。中学・高校とスポーツをしていた時に「人の体に関することを知りたい」と思い始め、理学療法士を志す。高校の先生の勧めもあり、名古屋学院大学を受験。2006年に新設された人間健康学部リハビリテーション学科(現・リハビリテーション学部)に1期生として入学する。4年次には、国家試験対策委員長として学年のリーダーになり、国試対策に注力。2010年に同学科を卒業後、NTT西日本東海病院に就職し、理学療法士として活躍する。

広大な瀬戸キャンパスを独占!?

瀬戸キャンパスに初めて行ったのは受験の時。12月だったんですが、その日は大雪で、バスが坂を登っていけるのか心配だったのを憶えています。入学してからは、自然いっぱいのキャンパスでのびのびと学生生活を過ごしました。六合館からの眺めも好きでしたし、フットサルコートでゲームをしたことや、同級生や後輩たちと一緒に運動会をしたことも、どれも良い思い出です。僕が1年の時には、全学部合わせて3000人くらいが瀬戸キャンパスに居たんですが、2年の春に名古屋キャンパスが開設し、僕らの学部以外が全て名古屋へ移転しました。瀬戸キャンパスには、僕らと後輩の2学年だけ。雰囲気がガラリと変わりましたね。一気に400人くらいになったので、キャンパス内で会うのは知ってる人ばかりだったし、自分たちで独占してるような感覚(笑)。豊かな緑に囲まれた広大なキャンパスで、のびのびとストレスなく学生生活を送ることができ、とても居心地が良かったです。そんな中なので、後輩とも自然と打ち解けることができましたし、学年間の交流を深めるのには最高の環境だったと思います。特に1・2期生は仲が良かったと言われますし、今も同じ学科の同級生や後輩たちと連絡を取り合ったり、学会や勉強会で会えたりと、公私ともに交流が続いています。全国各地でがんばっている友人や後輩と、仕事を通じて会えるというのは、刺激になるし、とても嬉しいですね。

先生たちの優しさと厳しさに感謝

僕たちの学科は、学生同士や後輩たちとの仲がとても良く、楽しい学生時代を送ることができました。同じ志を持った仲間ばかりだったので、高いモチベーションを保ちながら、いい環境で学ばせていただけたと思っています。先生と仲が良い学生が多かったのも印象に残っています。どの先生にも、本当に良くしていただきました。僕たちのことを真剣に考え、親身になって接してくれる、学生想いの先生ばかりでした。時折、厳しいと感じることも正直ありましたが、今思うと、それも僕たちのためを思ってのことだったんだなぁ…と。毎日の授業や実習の中で、先生に繰り返し教えていただいたことは、実際に医療現場に出てから、痛いほど響いてきました。この仕事の大変さも、やりがいも、僕たちが患者さんにとって、とても重要な役割を担っていることも。「だからあの時、あの先生は厳しいことを言ってくれたんだ…!」と、今さら遅いですが、ようやく理解できたという感覚です。今も大学時代の恩師と一緒の現場で働く機会があり、指摘や助言をいただきながら、まだまだ勉強させていただいています。大学時代は気付けなかった、先生たちの厳しさと優しさ。今になって、ありがたさを深く感じています。

大学時代に身につけた、“学び方”

山田 翔太

大学に入学して始めの頃は、毎日の授業の中で、理解しようと努力してもなかなか身に付かないこともありました。あの頃はただ必死になって勉強するばかりで、コツもつかめず、テスト前に一夜漬けすることも…。でも、そうしてがんばってもうまくいかないとなると、どうしても勉強から意欲が遠のいてしまうんですよね。そんな大学時代に身を以て学んだのは、効果的な勉強方法。毎日ノートをしっかり取って、それを見返して…ということを繰り返して、毎日コツコツ勉強することが大切なんだとわかったんです。地道に知識を重ねていくことで、理解できることも増えていくんですよね。就職後も…というか、むしろ今の方が、大学時代よりもさらに勉強しなければいけないことが盛りだくさん。地道な努力を繰り返すことで身につくこと、コツコツ勉強することの大切さ。大学時代に染み付いた、この勉強方法が、今の仕事に活きていると感じています。
実際に働き始めてから、「なるほど、大学で教えてもらったことは、そういうことだったんだ!」と気付くことも何度か経験しました。大学時代に学んだ知識と、現場での経験。点と点がつながって、一本の線になるような感覚です。先生が一生懸命教えてくれた知識は、働き始めてから濃く深くなってきているような気がします。

大切な仲間達と共に、夢を叶えて

大学時代に得たもうひとつの宝物。それは、仲間です。同じ目標に向かってがんばれる同志がいることは、とても心強かったですね。試験前になると友達と一緒にファミレスに行って、夜遅くまで勉強することもしばしば…。4年後期には、学生らが主体となってプログラムを立て、みんなで協力して国家試験対策に励みました。これは、「一人がずば抜けて点を取るのではなく、みんなで同じように進んで目標に近づくことが大事」という先生からの提案から始まりました。国試を受験する4年生が、いくつかのグループに分かれて、お互いに教え合ったり励まし合ったりしながら勉強をしていく体制が作られ、僕は当時、その全グループをまとめる国家試験対策委員長をやらせていただいていました。大学の合宿所を借りて、みんなで泊まり込みで勉強したこともありました。対策委員長を任せていただいていたその責任感もあり、模試でみんながどんどん点が取れるようになっていくのはとても嬉しかったですし、逆に伸び悩んでいる仲間もいたりする中で、全員で協力し支え合い、高め合った時期は、僕にとって良い経験になりました。国家資格は、個人の資格ではあるけれど、みんなで一緒に、目標に一直線に向かっていくあの感覚は、今の自分にとって財産だと思っています。国試に受かった時の喜びも、一段と大きかったです。

自分らしい理学療法を見つけたい

山田 翔太

現在、NTT西日本東海病院で、主に整形外科の患者さんを中心に理学療法を実地しています。診療補助として理学療法を行っています。午前中は外来患者さん、午後は急性期(入院当初もしくは手術後すぐの段階)の患者さんに、ひとり一人に合わせた治療計画を立ててリハビリをしています。この病院は、脊椎(背骨)の手術が専門なので、専門性の高いリハビリができるよう、知識のインプットを重ねています。就職してすぐの頃は、患者さんの状態が良くなることが単純に嬉しくて、そこにやりがいを感じていました。でも、何名もの患者さんと関わっていく中で、最近は少しずつ考え方が変わってきたんです。患者さんの身体能力が時間の経過と共に良くなっていくのは、ごく自然なこと。その中で、自分なりに考えて治療を加えた時に良い結果が出せて初めて、この仕事をしている意味があるのではないかと考えるようになりました。同じ病気の患者さんでも、障害の出方は異なりますし、治療方法も様々。患者さんの状態をしっかりと把握し、自分なりの工夫を加えること、さらに患者さんの満足度を高めることが大切だと思っています。以前担当した患者さんが退院される際、「もっと山田さんのリハビリ受けたかった~」と笑ってくださったことがあり、とても嬉しかったです。これからもひとり一人に合った治療法で、しっかりと関わっていきたいです。

仲間と共に高め合える環境づくりを

在学生のみなさんの中には、勉強の方法が見い出せない人もいるかもしれません。僕も初めはそうでした。結果が出ないと勉強から遠ざかりがちですが、日々努力を重ねていけば、きっとどこかでそれが繋がるはず。コツコツと地道に積み重ねていくことが大切だと思います。そしてもうひとつ。長い人生にたった4年間しかない大学生活。仲間をたくさん作って、思いっ切り楽しんでほしいです。それがすべて、自分の財産になると思います。
僕自身は、大学でお世話になった先生たちがいる病院なので、まずは仕事で先生に恩返ししたいという思いが強いです。今、脊椎に関する様々な研究結果も出てきているので、研究会や研修などにも積極的に参加し、知識を深め、視野を広げていくことで、患者さんに還元したいです。また、更なるスキルアップのために、名古屋学院大学の卒業生らによる勉強会を定期的に開催してます。少人数で始まった会ではありましたが、今は大学の先生にも協力していただいています。外部の先生に講義をしていただいたり、卒業生同士で交流を深めたりと、内容は様々。卒業生も就職後はそれぞれ得意分野があったり、活躍する現場が異なったりと、話を聞くだけでもとても刺激になります。この勉強会をできる限り重ねていくことで、大学をきっかけとしたつながりでお互いが高め合える環境づくりを、長く続けていきたいと思っています。
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