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【教職課程】名古屋・瀬戸キャンパス合同「教育実習事前指導(中高・1日目)」を実施


スポーツ健康学部 藤井真吾准教授から報告が届きました

2025年3月12日(水)に、名古屋キャンパスしろとりで名古屋・瀬戸キャンパス合同での教育実習事前指導(中学校・高等学校)1日目を実施しました。名古屋・瀬戸両キャンパスの教育実習参加予定者である58名の学生が参加しました。

名古屋学院大学の教職課程では、教育実習を前に、新4年生に向けた春休み中の事前指導(2024年度は3月12日、13日)と、新学期が始まってからの直前指導という2段階での指導を実施しております。今回の報告では、コロナ禍以来、実現できていなかった「名古屋・瀬戸」キャンパスの教職課程加入者合同での教育実習事前指導を、およそ「5年ぶり」に対面実施した様子をご報告したいと思います。

なお、この合同での事前指導(1日目)ののち、13日(2日目)は教科別での実施ということで、名古屋キャンパスでは社会科、商業科、情報科の事前指導が実施され、瀬戸キャンパスでは保健体育科の事前指導が実施されました。

2日目の様子はこちらからご覧いただけます。
【スポーツ健康学部】教育実習事前指導(中高・2日目:保健体育)を実施

第1講 教育実習の意義

第1講は、スポーツ健康学部 谷口篤教授に担当いただき、「教育実習」とは何たるかの基礎をお話ししてくださいました。理論と実践の往還的学びに位置づく「教育実習」。これまでの成果を存分に活かしつつ、逆に現場からも学ぶ必要性について理解できました。
2025年度は総勢58名(名古屋キャンパス21名、瀬戸キャンパス37名)が教育実習に向かいます。

第2講 生徒指導の在り方

第2講も谷口教授に担当いただきました。生徒指導の在り方ということですが、その手掛かりとなる題材として穴埋めプリントをご用意いただきました。題材はヴィクトール・フランクルの『夜と霧』。人間とは何か、人生とはという本質を描いた名著ですが、それらを手掛かりに生徒指導の在り方を考えます。仲間たちと一緒に、穴埋めで入るキーワードを考え、思い思いの言葉を入れていました。

それぞれが真剣に考えた言葉は、どれも甲乙つけがたいものです。「確かにそんな言葉も入りそうだね」と、谷口教授と学生とのあたたかいやり取りが印象的でした。
このように、まずは「本質」を考えたのちに、生徒指導の在り方の実際的なところまでご指導いただきました。

中には、フランクルの考えた言葉そのままをズバリ言い当てる学生もおり、周りの学生からも「お~」と感嘆の声が上がっておりました。

第3講 特別活動の進め方

第3講は外国語学部 天野幸輔准教授に担当いただきました。まずは、「教育実習」まで辿り着いたことに祝意を評していただきました。そのうえで、特別活動の学びの在り方を体験しつつ学ぶために、教育実習の経験をどう活かすかについて、まずは2~3人で話し合う活動に取り組みました。こうした話し合いのスタイルを活用しながら、「特別活動」に関する基本的な考え方や留意点について、改めて学びを深めることができました。

第4講 道徳、総合的な学習(探究)の時間の進め方

お昼ご飯をはさみ、第4講は引き続き天野准教授に担当いただきました。まずは「総合的な学習(探究)の時間」の趣旨について振り返ります。
続いて、道徳教育についてです。中学校は授業として「特別の教科である道徳」も担当することになります。高等学校における道徳の位置づけについても復習することができました。
そして、今回お話しいただいた内容が、『教育実習の手引き』のどこに該当するのかを確認しました。

第5講 教育実習参加の心構え

第5講はスポーツ健康学部 藤井真吾准教授が担当しました。せっかくの名古屋・瀬戸合同開催ですので、あえて必ず両キャンパスの学生が混ざるようにグルーピングし直して、まずは「不安」に感じていることについて考えてもらいました。

まずは各自で考えています。

実は、名古屋・瀬戸の教職課程の学生はこれまで交流の機会が殆どありませんでした。しかし、不思議と話がはずんでいる様子です。

せっかくですので、全体を前に、グループの中でどのような話になったのかを発表してもらいました。

例えば授業に関する不安、振る舞い方に関する不安、先生方や子どもたちと上手くやっていけるのかの不安などが出てきました。

実は、こうした教育実習生の不安は、学術的にも「(教育)実習不安」などの形で研究が進みつつあるものです。みんな同じように不安なんだ、ということがある種の安心材料にもなった様子でした。
この心構えのコマでは、この「不安」こそが学びや準備の道具にもなるのだということを話の始点にし、準備や見通しをもって臨んでほしいということを伝えつつ、留意すべき点などを学生に伝えました。 

第6講 VTR視聴

VTR視聴(1)では、教育実習全体の流れをつかむことができるようなVTRを一緒に視聴しました。藤井准教授が解説役を務めました。やや古めの映像ではありましたが、そのような中でも、どのような場面が起こりうるのかについての学びには繋がったようです。
(写真では映像が判別できないよう処理しています)

VTR視聴(2)では、現代社会学部 國原幸一朗教授が解説役を務めました。中学校英語の授業実習の様子を参考に、どのように生徒との活発なコミュニケーションを取り入れた授業を行うかについて学びました。
どのような点を観察すればよいのか、予め穴抜き形式のプリントを國原先生が用意してくださいました。実際の教育実習生の授業の成長の様子なども見ながら、どのようなことがポイントになりうるのかについて、理解を深めることができました。

講評

最後に、一日を通して参観された教職センター長の坂井智明教授にご講評をいただきました。名古屋・瀬戸が一堂に会している良い機会だからということで、様々なお話をいただきました。
教育実習に向けて改めて留意してほしい点、また何かあったときには教職センターをしっかりと頼ってほしいということを改めて伝えていただきました。

今回は、教育実習の事前指導のうち、名古屋・瀬戸合同で行った一日目の全体会での指導の様子をご覧いただきました。
学生たちの教育実習が実のあるものになるように、充実した指導と、できる限りのサポートを今後も継続していきます。

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