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公開講座・講演会

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2021年11月30日 松浦晃一郎先生公開講演会


11月30日(火)に、国際文化学部・社会連携センター主催講演会を開催しました。

講師には、2016年度から18年度まで本学特任教授を勤められ、第8代ユネスコ事務局長として日本人国連職員の中でもトップクラスの任務に就かれた松浦晃一郎先生をお招きし、「戦争、内線、テロや人的災害から人類の文化遺産を保護・保全するための挑戦-アフガニスタンバーミヤンのケースから学ぶ」をテーマに国連職員として活動された経験をもとにお話しいただきました。

今年はアフガニスタン政権が崩壊し、2度目のタリバン政権に取り替わった年です。
松浦先生は1度目のタリバン政権が2001年にバーミヤンの仏教遺跡を爆破すると宣言した後、当時ユネスコのトップとして隣国パキスタンのムシャラフ大統領やアラブのイスラム教指導者・学識者などと協力して、タリバンの貴重な遺産の破壊を阻止するため、政治的な努力をなさった経験があります。今回はその経験をもとに、アフガニスタンにおいてマイノリティであるシーア派であるハザラ民族が保護し、誇りとしていたバーミヤンの仏像を当時のタリバン政権が破壊した出来事に触れ、宗教的対立という側面だけてはなく、その裏にある米国を中心とする国際的経済制裁等との関係性、また、紛争地域の世界遺産が危機遺産に登録されてしまったことに触れ、国際社会の支援や対話の重要性についてお話しいただきました。


講演会動画の配信について

本講演会は、一般の方々向けにYouTubeを使って同時配信されました。
講演会の様子は大学公式YouTubeよりご視聴いただけます。

YouTube視聴はこちらから

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