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【国際文化学部】11/25学内公開講義「気候変動と金融の役割~東南アジアの開発事業を事例に~」を開催しました


国際文化学部では、11月25日(月)、NPO法人APLAの野川未央氏をお招きして、「アジア政治論」<授業担当:佐伯奈津子>における公開講義「気候変動と金融の役割〜東南アジアの開発事業を事例に〜」を開催しました。

産業革命以降、温室効果ガスの排出量の増加に比例して世界の平均地上気温・平均海面水位も上昇していること、このまま対策がとられなければ、2100年には平均地上気温は2.6〜4.8℃上昇する可能性が高いとされています。超大型台風とその後の被害などで、いよいよ現実味を増している気候変動に対しなにができるのか、野川氏はわたしたちのお金の流れに注目することを提案されました。


野川氏は、金融機関が気候変動対策の観点から投融資先を選び、投資を引き下げる(ダイベストメント)動きが世界的時流となる中、日本の金融機関は、東南アジアにおける石炭火力発電所建設に融資しており、気候変動への影響だけでなく、住民の強制立ち退きなども問題視されていること、大手銀行の投融資方針の社会性を各テーマ10点満点で「格付け」し、ウェブサイトで公開する「Fair Finance Guide」という国際的な市民のネットワークによる取組みを一例として、日本の金融機関にわたしたちが働きかけていくことが重要であるとお話しくださいました。

参加した学生達からは「自分の預金がどう世界とつながっているのか知って驚いた」「自分たちが信用してつかっている銀行や金融機関が地球温暖化を加速させる事業に加担しているとは考えもしなかった」という驚きとともに、自分たちや子ども世代のためになにをできるか考えていきたいという声が聞かれました。
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