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「名古屋学院大学総合研究所研究叢書30」が発刊されました


名古屋学院大学総合研究所 研究叢書 30 : 2019年2月刊行
安藤りか著 『転職の意味の探求-善財童子キャリアモデルの構成-』 北大路書房

研究叢書30

本書は、現代社会において転職することの「意味」を、転職者の特徴を際立って有していると考えられる頻回転職者のインタビューの分析をとおして探究したものです。執筆の契機になったのは、臨床心理士である著者が多くの頻回転職者たちに出会ってきたこと、および、筆者自身が頻回転職者であることでした。
分析にあたっては、近年、多様な研究分野で注目されている「質的研究」のアプローチを採用しました。その中でもSCAT(Steps for Coding and Theorization : スキャット)という、ある人の“語り”に潜在する要素の発見に適した手法を用いることにより、心理‐社会‐文化的文脈を視野に入れた丁寧な検討を行いました。
結果として、新卒で正社員として就職した企業で定年まで働く「一企業キャリア」とは異なる、日本の文化に親和的な「善財童子キャリア」を提示しました。これはわが国では稀なメタファー(暗喩)を用いた転職のキャリアモデルといえます。このキャリアモデルが、これからの社会で、わたしたちが職と生活の関係性をどのように“豊かに”築くのかを検討する際の1つの手がかりとなることを著者は期待しています。