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【国際文化学部】12/1講演会を開催しました


12月1日(日)15:00〜16:30、本学「宗教と民族の対立・交流の現代歴史学的研究」会では國學院大學名誉教授の井上順孝先生をお招きし、公開講演会「ボーダレス化する世界と日本の宗教文化」を開催しました。

小林学長の挨拶に続いて行われた講演では、まず1980年代より急速なグローバル化と情報化によりボーダレス化が進行していること、そしてそれにより日本国内に居住する多くの外国人が増えモスクやジャイナ教寺院など宗教施設が増え、また国外に日本の宗教が広がっていることについて解説がありました。とりわけ国外に広がる日本の宗教について、20世紀前半、戦後、20世紀末以降の各時期にそれぞれ特徴があることが示されました。

続いて、日本において宗教民俗が多様化している事例として、イスラム教のハラールなど食の戒律や同じくイスラム教のヴェールなど衣服の戒律への配慮が必要になってきていること、また年中行事について小正月など伝統的な習俗の一部が廃れる一方でハロウィーンなど新しい年中行事が定着していることについて解説がありました。

最後に、異なる宗教文化の経験は日本の宗教文化の特質、特徴とされているものを捉え直す機会でもあるということ、グローバル化や情報化により、生活に染み込んでいる宗教文化が、いつどのような形であらわれるか予測しづらくなっていることについて解説がなされました。現代のボーダレスな状況に対応するための柔軟な思考法を養っていくことが求められており、またその状況がヘイトスピーチなどの排外主義に悪用されないよう警戒すべきであると指摘されました。

講演会後に行われた研究会では、井上先生と本研究会のメンバーらにより、日本における宗教文化の多様化とその潜在的なリスクについて、活発な質疑や意見交換がなされ、大変有意義な会となりました。
(報告:国際文化学部 宮坂清)

名古屋学院大学 国際文化講演会