商学部主催<POPコンテスト>受賞作品決定
商学部主催<POPコンテスト>は11月16日(木)に最終審査を行い、厳正なる審査の結果受賞作品を決定しました。
このPOPコンテストは、POP作りをとおして広告やマーケティングに興味をもって欲しい、読書の楽しみを発見し、言葉や表現への感受性を育んでほしいと企画されたコンテストです。
A6サイズの限られたスペースに、商品内容を簡潔にわかりやすく表現し、魅力を伝えます。
「総合部門」「キャッチコピー部門」ともに、いずれも丁寧に作り込まれており、創造性に富んだ素晴らしい作品が集まりました。
【参加総数】 総合部門921作品 キャッチコピー部門315作品
多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
このPOPコンテストは、POP作りをとおして広告やマーケティングに興味をもって欲しい、読書の楽しみを発見し、言葉や表現への感受性を育んでほしいと企画されたコンテストです。
A6サイズの限られたスペースに、商品内容を簡潔にわかりやすく表現し、魅力を伝えます。
「総合部門」「キャッチコピー部門」ともに、いずれも丁寧に作り込まれており、創造性に富んだ素晴らしい作品が集まりました。
【参加総数】 総合部門921作品 キャッチコピー部門315作品
多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
総評
10年目となったPOPコンテスト、今年度の応募は総合部門921点、キャッチコピー部門315点であった。作品レベルも継続的に上がっているという印象を受けた。
総合部門の応募作品に見られた特徴を挙げるならば、(1)立体的な造形(2)特徴的な質感(3)キャッチコピーの有効活用(4)大胆な構図、となろう。
今年を含めこの数年、立体的な作品が最優秀となっているからか、多数の作品がかなりの出っ張りや体積を持っていた。中にはPOPと言うにはあまりに過剰であるために、力作ではあったが選外となったものもある。とは言えやはりある程度の立体感は、POPとしての訴求力を高めるものであり、目安として厚さ1~2cm程度までとしても、様々な工夫が可能であろう。切り絵のような作品も多く見られ、更には人物を切り抜いて穴にするなどの、引き算の造形もあり、創造性の豊かさが見られた。質感の工夫については、「三途の川で落しもの」や「モチモチの木」が幻想的・幽玄な雰囲気を出しやすい内容であったためか、油絵風であったり、プラスチックをちりばめたり、吹き絵風にしたりと、これまでにない作品が見られた。今後の一つの方向であろう。キャッチコピーを前面に押し出そうとした作品が多かったこともうれしいことである。そして構図も、優秀作の一つに見られるような、変化のあるものが多く見られた。
精緻でよく作り込まれた作品はどれも素晴らしく、並々ならぬ時間と労力をかけたことが窺われた。入選作以外にも多数のすぐれた作品があり、甲乙つけがたかったが、完成度あるいはインパクト等から、受賞作を決定した。
キャッチコピー部門の作品は、課題図書が難しかったのか、やや似たような文言が多くみられる結果となった。主人公の名前を使用するものが多かったが、内容を知らない消費者側からすればあまり心に響くものではない。また「勇気」「優しさ」などの言葉も、そのまま使用するだけではありきたりの表現になってしまうので、ひねりを加えたり、快調なリズムを刻んだりする表現にしたいところである。書店での一見で消費者の目をつかむような力強さを心掛けたい。入選作にはそのような力強さ、目新しさがあった。
10年間コンテストが継続でき、レベルも向上を続けているのも、多数の高校が応募の常連としてノウハウの引き継ぎをしてくれているおかげである。選者からも深く感謝を申し上げたい。
総合部門の応募作品に見られた特徴を挙げるならば、(1)立体的な造形(2)特徴的な質感(3)キャッチコピーの有効活用(4)大胆な構図、となろう。
今年を含めこの数年、立体的な作品が最優秀となっているからか、多数の作品がかなりの出っ張りや体積を持っていた。中にはPOPと言うにはあまりに過剰であるために、力作ではあったが選外となったものもある。とは言えやはりある程度の立体感は、POPとしての訴求力を高めるものであり、目安として厚さ1~2cm程度までとしても、様々な工夫が可能であろう。切り絵のような作品も多く見られ、更には人物を切り抜いて穴にするなどの、引き算の造形もあり、創造性の豊かさが見られた。質感の工夫については、「三途の川で落しもの」や「モチモチの木」が幻想的・幽玄な雰囲気を出しやすい内容であったためか、油絵風であったり、プラスチックをちりばめたり、吹き絵風にしたりと、これまでにない作品が見られた。今後の一つの方向であろう。キャッチコピーを前面に押し出そうとした作品が多かったこともうれしいことである。そして構図も、優秀作の一つに見られるような、変化のあるものが多く見られた。
精緻でよく作り込まれた作品はどれも素晴らしく、並々ならぬ時間と労力をかけたことが窺われた。入選作以外にも多数のすぐれた作品があり、甲乙つけがたかったが、完成度あるいはインパクト等から、受賞作を決定した。
キャッチコピー部門の作品は、課題図書が難しかったのか、やや似たような文言が多くみられる結果となった。主人公の名前を使用するものが多かったが、内容を知らない消費者側からすればあまり心に響くものではない。また「勇気」「優しさ」などの言葉も、そのまま使用するだけではありきたりの表現になってしまうので、ひねりを加えたり、快調なリズムを刻んだりする表現にしたいところである。書店での一見で消費者の目をつかむような力強さを心掛けたい。入選作にはそのような力強さ、目新しさがあった。
10年間コンテストが継続でき、レベルも向上を続けているのも、多数の高校が応募の常連としてノウハウの引き継ぎをしてくれているおかげである。選者からも深く感謝を申し上げたい。
総合部門
敬称は略させていただきます
最優秀賞 | |
氏名 | 高校名 |
山中 彩音 | 都立工芸高等学校 |
最優秀賞作品
山中彩音さん
課題図書「失敗の科学」マシュー・サイド著
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
【講評】毎年玄人はだしの作品が多い東京都立工芸高校からは、今年も多数の力作が応募された。主にコンピュータ利用の作品であるが、造形の工夫には様々な方向があり、本作もその中ではシンプルながら丁寧な作り込みが際立っていた。全体の構図は階段状で、課題図書の「失敗を次へのステップにつなげる」という思想を表現しているものと思われるが、階段の出っ張りによって自然とその上にある書名へと視線が誘導される。張り出している部分を、単に或るポイントを強調するだけのものとするのではなく、全体の中での位置づけに合ったものとしているのはさすがデザイン系の学科生と思われた。キャッチコピーが特にない作品であるが、階段部分に自然と目が行きサブコピーを読ませる力があった。書名の変調であるとか、配色や工業的なシャープな輪郭であるとかも、見事である。惜しいのは造りが弱いところであるが、現実の使用においては素材を変更することで対応可能である。大変よくまとまった秀作である。
山中彩音さん
課題図書「失敗の科学」マシュー・サイド著
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
【講評】毎年玄人はだしの作品が多い東京都立工芸高校からは、今年も多数の力作が応募された。主にコンピュータ利用の作品であるが、造形の工夫には様々な方向があり、本作もその中ではシンプルながら丁寧な作り込みが際立っていた。全体の構図は階段状で、課題図書の「失敗を次へのステップにつなげる」という思想を表現しているものと思われるが、階段の出っ張りによって自然とその上にある書名へと視線が誘導される。張り出している部分を、単に或るポイントを強調するだけのものとするのではなく、全体の中での位置づけに合ったものとしているのはさすがデザイン系の学科生と思われた。キャッチコピーが特にない作品であるが、階段部分に自然と目が行きサブコピーを読ませる力があった。書名の変調であるとか、配色や工業的なシャープな輪郭であるとかも、見事である。惜しいのは造りが弱いところであるが、現実の使用においては素材を変更することで対応可能である。大変よくまとまった秀作である。
優秀賞 | |
氏名 | 高校名 |
森 真里奈 | 西陵高等学校 |
西尾 咲輝 | 中津商業高等学校 |
風間 柚花 | 名城大学附属高等学校 |
高橋 有咲 | 羽島北高等学校 |
坪内 祐太朗 | 岐南工業高等学校 |
優秀賞作品
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奨励賞 | |
氏名 | 高校名 |
村瀬 愛結 | 津島北高等学校 |
吉田 智香子 | 津島北高等学校 |
中川 夢菜 | 東濃実業高等学校 |
山村 玲未 | 土岐商業高等学校 |
嶋﨑 美侑 | 都立工芸高等学校 |
髙田 来未 | 都立工芸高等学校 |
髙橋 倭生 | 都立工芸高等学校 |
土屋 乃映 | 中津商業高等学校 |
不破 朱音 | 中津商業高等学校 |
安田 玲菜 | 中津商業高等学校 |
新藤 まりあ | 名古屋商業高等学校 |
陣尾 紫苑 | 港特別支援学校高等学校 |
小林 慈乃 | 美和高等学校 |
水野 陽香 | 名城大学附属高等学校 |
敢闘賞 | |
氏名 | 高校名 |
宇井 貴輝 | 愛知教育大学附属高等学校 |
牧野 沙耶 | 愛知商業高等学校 |
大内 カレン | 犬山高等学校 |
森下 いずみ | 磐田西高等学校 |
市瀬 光理 | 大府高等学校 |
山下 愛果 | 刈谷北高等学校 |
河村 菜々子 | 岐阜各務野高等学校 |
服部 沙紀 | 岐阜各務野高等学校 |
高橋 怜奈 | 岐阜城北高等学校 |
島田 好香 | 市立富田高等学校 |
山下 真由 | 市立富田高等学校 |
酒井 由佳 | 市立山田高等学校 |
坂浦 歌蓮 | 椙山女学園高等学校 |
鶴田 恵子 | 椙山女学園高等学校 |
数原 真衣 | 駿河総合高等学校 |
佐藤 亜美 | 西陵高等学校 |
古場 波来 | 西陵高等学校 |
冨田 亜希 | 津島北高等学校 |
成松 三咲 | 津島北高等学校 |
高木 優奈 | 東濃実業高等学校 |
鈴木 彩心 | 土岐商業高等学校 |
千田 陽 | 豊田東高等学校 |
岡田 愛子 | 豊橋東高等学校 |
郡上 愛華 | 中川商業高等学校 |
水川 珠乃理 | 中川商業高等学校 |
岡部 夏実 | 羽島北高等学校 |
大林 涼花 | 浜名高等学校 |
外山 千文 | 浜名高等学校 |
小栗 淑子 | 半田商業高等学校 |
桑原 ジョエルホセイン | 港特別支援学校高等学校 |
田口 舞 | 名城大学附属高等学校 |
中根 帆乃香 | 名城大学附属高等学校 |
眞坂 奈七瀬 | 由利工業高等学校 |
※総合部門敢闘賞受賞者に記載漏れがあり、追記させていただきました。発表をご覧くださったみなさま、関係者のみなさまに心からお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
大変申し訳ございませんでした。
キャッチコピー部門
敬称は略させていただきます
最優秀賞 | ||
氏名 | 高校名 | キャッチコピー |
木村美紅 | 中川商業高等学校 | 表紙絵を裏切る感動 ほら、1ページめくってごら~ん? |
[最優秀賞キャッチコピー] 表紙絵を裏切る感動 ほら、1ページめくってごら~ん?
木村美紅さん
課題図書「モチモチの木」斎藤隆介作 滝平二郎絵
(岩崎書店)
【講評】課題図書の物語の内容には立ち入らず、もっぱら消費者へのメッセージという観点から作られたキャッチコピーであるが、まさにこの絵本のためにあるようなコピーである。「モチモチの木」は、斎藤隆介・滝平二郎コンビの数ある絵本の一つであるが、その美しい切り絵が却ってあだとなって、表紙を見ただけでは死苦・病苦・貧困苦や、説教臭さを感じさせるために、敬遠されがちな本であることは否めない。実際に内容を読めば、実におだやかで心温まる話であるのだが、実際審査員の何人かも食わず嫌いであったことがある。このコピーはこの絵本特有のこうした事情を見事に突いた、「よくぞ言ってくれた」コピーである。その意味では後半は付け足しで、全体が字数制限ぎりぎりという冗長さを考えると、前半だけでもよかったように思われる。ある意味ふざけた内容とも言えるが、商業コピーとしては実に見事に消費者の心をつかむものになっており、審査員全員一致で最優秀とした。
課題図書「モチモチの木」斎藤隆介作 滝平二郎絵
(岩崎書店)
【講評】課題図書の物語の内容には立ち入らず、もっぱら消費者へのメッセージという観点から作られたキャッチコピーであるが、まさにこの絵本のためにあるようなコピーである。「モチモチの木」は、斎藤隆介・滝平二郎コンビの数ある絵本の一つであるが、その美しい切り絵が却ってあだとなって、表紙を見ただけでは死苦・病苦・貧困苦や、説教臭さを感じさせるために、敬遠されがちな本であることは否めない。実際に内容を読めば、実におだやかで心温まる話であるのだが、実際審査員の何人かも食わず嫌いであったことがある。このコピーはこの絵本特有のこうした事情を見事に突いた、「よくぞ言ってくれた」コピーである。その意味では後半は付け足しで、全体が字数制限ぎりぎりという冗長さを考えると、前半だけでもよかったように思われる。ある意味ふざけた内容とも言えるが、商業コピーとしては実に見事に消費者の心をつかむものになっており、審査員全員一致で最優秀とした。
優秀賞 | ||
氏名 | 高校名 | キャッチコピー |
伊藤優花 | 中川商業高等学校 | 死後7日目 あなたに仕事が待っているかも。 |
沢田龍真 | 市立山田高等学校 | 考えるな、間違えろ。 |
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奨励賞 | |
氏名 | 高校名 |
松原彩 | 椙山女学園高等学校 |
三浦佳純 | 中川商業高等学校 |
敢闘賞 | |
氏名 | 高校名 |
村瀬駿介 | 岐阜城北高等学校 |
河合大吾 | 東濃実業高等学校 |
杉山虹太 | 羽島北高等学校 |