【法学部】2023年度裁判所見学を実施

法学部では、1年生春学期の導入教育科目「法学・憲法入門」で、1回分の授業を裁判所見学に充てています。コロナ禍で中止が続いていましたが、今回4年ぶりの開催となりました。

見学前に行われた事前ガイダンスでは、裁判所見学を実施する目的や当日の見学行程、裁判傍聴時の注意点等について説明がありました。
裁判所見学は、6月中に1年生ゼミ「基礎セミナー」のクラス(13〜14名で構成)ごとに、8回に分けて実施されました。1度に2つのゼミが大学発のスクールバスで名古屋地方裁判所に移動し、実際に裁判が行われている法廷で裁判の傍聴を行いました。
参加した学生たちは、どのような事件を傍聴したのか、傍聴した裁判についてどのような感想をもったのかについて、裁判傍聴報告用紙に記入して後日提出しました。

1年生全員が参加するプログラムのため、参加者からは民事・刑事ともにさまざまな事件の感想が集まりましたが、多くの参加者は、法廷独特の緊張感を体験しながら、座学で学ぶ法が社会において具体的にどのように運用されているのかを実際の紛争を通じて見ることができました。
今回の裁判所見学は、より具体的な問題意識を持ちながら今後の法学学習を進めていくための良いきっかけとなりました。