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ボランティア演習「名古屋いりゃあせツアー」を今年も開催しました


名古屋YWCAと共同主催で

 8月18日(金)~22日(火)の5日間、今年も公益財団法人名古屋YWCAと共催で「名古屋いりゃあせツアー」を開催し、15名の子どもたちと12名の保護者の方々をお迎えしました。
 このプログラムは、東日本大震災以降、今なお放射能の影響を受け続けている福島とその近郊に住む子どもたちや保護者の方々を名古屋と瀬戸にお招きし、リフレッシュしていただくことを目的とした保養プログラムであり、時間の流れとともに人々の記憶から震災の出来事が忘れ去られようとしている今、「震災のことを忘れない、忘れさせない」ための大切な取り組みとなっています。
 福島第一原発の事故以来、原発近郊に暮らす方々は、常に放射能の脅威と隣り合わせに生活することを余儀なくされており、その地を離れ、別の場所に移り住みたくても、仕事や経済的事情、周囲からの批判など、様々な事情でそれがかなわないという問題を抱えています。
 子どもたちもまた、満足に外遊びができず、不安とストレスを抱えています。子どもの成長において、屋外での遊びや運動がどれほど重要かは言うまでもありません。
 子どもたちは瀬戸の自然の中で、汗びっしょりになるまで走り回り、虫や葉っぱ、木の実などを探したり、また岩屋堂で川遊びもしました。
 しかし、そのような参加者の笑顔は、福島や避難先での日常生活における不安や困難の裏返しでもあります。
 学生たちは、保護者の方に積極的にたくさんの質問を投げかけ、ニュース等では報じられない、被災者の皆さんの“本音”を伺いました。
 そうした保護者の方々との交流を通して、被災地の現実や震災当時の混乱などを教えていただく中で、いかに震災の影響が大きかったか、そこで生活し続けることがいかに困難なことかを学びました。

 「名古屋いりゃあせツアー」に様々な形でかかわってくださった方々に心から感謝いたします。被災地において困難の中に置かれているすべての方々の平安をお祈りいたします。

【2017年度「名古屋いりゃあせツアー」プログラム概要】
 1日目:ネイチャーゲーム、バーベキュー、ウェルカムパーティー
 2日目:岩屋堂川遊び、保護者の方々との交流会、夕食づくり(子どもたちが担当)
      オルガンコンサート、ナイトプログラム(夜の瀬戸キャンパスを散策)
 3日目:思い出工作、名古屋港水族館
 4日目:名古屋の街を観光、オプショナルプログラム(自作プラネタリウム、さおり織り)
      フェアウェルパーティー(於:名古屋YWCA)、食事会、交流会
 5日目:さよならプログラム
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