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【国際文化学部】西サハラに関する講演会を開催


講演会「西サハラのジェンダー問題」「アフリカ最後の植民地・西サハラ」開催

6月26日(月)2限「ジェンダー論」「英語演習E」にて講演会「西サハラのジェンダー問題」(約110人が参加、担当:佐伯奈津子准教授、工藤泰三准教授)、3限「アジア政治経済論」にて「アフリカ最後の植民地・西サハラ」(約50人が参加、担当:佐伯奈津子准教授)を開催しました。

講演では、自転車で世界をまわり、現在、日本を縦断中のサナ・ゴッドビさんとベンジャミン・ラドラさんに、日本ではほとんど知られていない西サハラ問題についてお話しいただきました。1976年までスペインの植民地だった西サハラでは、スペインが領有を放棄したのちも、モロッコの実効支配がつづいており、15万〜20万人が隣のアルジェリアに避難を迫られました。

西サハラ問題は、日本と無関係ではありません。日本が輸入する冷凍タコの約7割はモロッコからのものであり、そこには西サハラ水域のものも含まれていることから、サナさんは「自分たちが無意識・無自覚に、西サハラの人権侵害に荷担してしまっている」と指摘されました。また講演の最後に、ベンジャミンさんから、「給料がいい、海外で働けるなどの理由だけではなく、社会のためになるかどうかも、職業選択の際に考慮してほしい」という呼びかけがありました。

出席した学生からは、英語や日本語で、車や電車ではなく自転車を選んだ理由、自転車ツアーの苦労、西サハラ問題に深く関わるフランスとスペインの対応、住民投票の意味、世界ツアー後の予定など、多くの質問が寄せられました。

サナさんとベンジャミンさん

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