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【報告】6/19国際文化学部で公開講義を開催しました


国際文化学部では6月19日(水)2・3限、フィリピン・ミンダナオ島バナナ労働者組合(NAMASUFA)のポール・ジョン・ディゾンさん、ジャミラ・セノさん、国際環境NGO・FoE Japanの波多江秀枝さんをお招きして、学内公開講義を開催しました。
2限「アジア地域研究2」(担当教員:佐伯奈津子)では、「あなたのバナナはいいバナナ?〜フィリピン・バナナ生産現場の実態とは〜」と題し、引き続き3限「フィリピン語と日常世界1」(担当教員:佐竹眞明)では「フィリピン~バナナの世界から」と題しお話しいただきました。


ミンダナオ島からお越しくださったお2人によると、バナナの生産に携わる労働者は、短期の雇用契約を繰り返され、正規に雇用されなかったり、有毒な化学薬品による頭痛やめまいに見舞われたり、有休・産休・育休などをとれなかったりする過酷な状況で労働しているそうです。労働者たちが改善を求めても、フィリピンの最高裁が労使関係を認めても、会社は団体交渉すら拒否。状況を打開するため、労働者たちは2018年10月よりストライキに入りましたが、以来、ストライキに参加する労働者が射殺される、家を焼かれるといった深刻な被害を受けています。2人は、このような人権侵害が日系企業のもとで起きていることを指摘し、学生に少しでも多くの人に状況を伝えて欲しいと訴えられました。
これらの講義では、わたしたちの身のまわりのモノを通じてアジアについて知り、日本との関係を考えてきました。なかでも、5月8日(水)と今回、2回の公開講義では、フィリピン・ネグロス島のサトウキビ、ミンダナオ島のバナナが、どのような環境で、どのような人びとによって生産されているのか、直接生産に携わる方がたからお話をうかがう機会を得ました。

学生からは、お話にあったような状況で生産されたバナナを買わないようにするにはどうすればよいのか、寄付を考えているがどうしたらよいのか、現地の生活費はどのくらいなのか、都市部の人はどのくらい関心をもっている、といった質問が出ました。最後に曽我良成学部長より、ドイツのルター派牧師マルティン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」を紹介、他者の痛みに心を寄せる必要性が伝えられました。