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学部の活動

【国際文化学部】専攻別セミナーを開催しました(2026年度)



2026年4月29日(水)の1限 「国際文化基礎演習1」(2年次ゼミ)、2限「基礎セミナー」(1年次ゼミ)で専攻別セミナーを開催しました。
国際文化学部教員から各専攻の報告が届いています。

グローバル文化専攻

国際文化基礎演習I(2年生)・基礎セミナー(1年生)にてグローバル文化専攻の専攻別演習を実施しました。

第1部

第1部では佐竹眞明教授(フィリピン研究)、吉田達矢准教授(トルコ研究)、金城美幸講師(パレスチナ研究)の3人が、それぞれの研究内容から見たグローバル文化の捉え方について報告を行いました。佐竹教授はフィリピン研究および平和や共生の観点から、「ボーダー」(男女、途上国と先進国、障害者と健常者など)を超えるトランスボーダーの発想の重要性について報告しました。吉田准教授は、①トルコでの1年間の在外研究の経験から、外国人の視点から見た現代トルコについて(2年生向け)、②トルコにおける日本のアニメ文化の受容について(1年生向け)報告されました。金城講師はパレスチナに集中して存在する一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム)の聖地を、宗教対立ではなく宗教共存の歴史として読み解く必要性について報告しました。

第2部

第2部では教員3人でのサイコロトークを行いました。受講生には下記の6つのテーマとスピーカーの顔が貼られたサイコロを振って、誰がどのテーマで話すのか決めてもらいました。

①トルコ・フィリピン・パレスチナにかかわるきっかけ
②各教員の研究地域の言語で自己紹介
③おすすめの各国音楽/映画/料理
④現地滞在中のお気に入りのスポット
⑤現地滞在中の失敗談
⑥お気に入りの現地グッズ・ファッション

普段の授業では話題にしていない文化の魅力やカルチャーショックなどにも触れることができました。

◇学生の感想(一部抜粋)

・佐竹先生はフィリピンについてたくさん知っていてすごかったです。ワーキングホリデーなどにも興味を持ちました。

・吉田先生のトルコ語が興味深いなと思いました。(…)トルコ語は母音が8個あると聞き驚きました。日本語では母音が5個なのでトルコ語の方が日本語より難しそうだなと感じました。トルコへ旅行してみたいので、いつか話せるようになりたいです。

・先生方がそれぞれの地域に関わるきっかけや失敗談を共有してくださったことで、国際文化を学ぶということは、決してかっこいいことばかりではなく、時には戸惑い、失敗し、それでも相手を理解しようとし続ける泥臭いプロセスなのだと思いました。(…) グローバル文化とは、どこか遠くにあるキラキラした世界のことではなく、目の前にいる「自分とは違う誰か」を尊重し、その背景にある歴史や痛みに想像力を働かせ、共に生きていくための努力そのものなのだと思いました。

国際協力・共生専攻

国際文化基礎演習1(2年次ゼミ)

国際協力・共生専攻の演習では、ジェンダー平等について考える場づくりに取り組む市民プロジェクト「ジェンクロス・カワサキ」が川崎市男女共同参画センターとの共同事業で制作した「ジェンダーもやもやはっけんカード」を用いて、日常生活の中でジェンダーにまつわるさまざまな「もやもや」(=カードに「もや虫」として描かれている)についてグループ内で意見を共有するとともに、その「もや虫」と向き合い、解消していこうとする気持ちを川柳で表現しました。
最初はなかなか会話が弾まなかったグループも、徐々に意見交換を活発に行うようになり、全員がそれぞれに工夫を凝らした川柳を作り上げました。
普段はあまり交流のない学生同士で構成されたグループも多くありましたが、交流の輪を広げるとともに、ジェンダーに関する問題、あるいはより広くさまざまな人権にまつわる課題について考察するよい機会となったことと思います。学生たちが今回の活動を心に留めつつ、これからの社会の創り手として、本学部での学びをさらに深めていくことを期待します。


◇学生作の川柳(一部抜粋)
「決まりごと その考えに 壁がある」
「人は人 性別区別 古い時代」
「誰にも決めさせない 私の夢」
「人のこと 思いやったら 変わる世界」
「つらいなら 泣いてもいいさ 男でも」
「色んな虫 個人の思いを 無視するな」

基礎セミナー(1年次ゼミ)

国際協力・共生専攻のセミナーでは、専攻の特徴である「地球的・地域的課題を見つけ、その課題に対して主体的に行動する力を身につける」というねらいを共有したのち、実際に名古屋周辺で地球的・地域的課題の解決や改善に向けて活動している各種団体について4人グループでリサーチし、その団体について3分間プレゼンテーションを行いました。
メンバー同士が初対面というグループも多い中、各グループとも助け合いながら作業を進め、20分という限られた時間でリサーチをし、プレゼンテーションのスライドを仕上げていました。プレゼンテーションも各団体の特徴をよく捉えており、参加学生にとって「課題に対して主体的に行動する」ことの具体的なイメージをもつ良いきっかけになったことと思います。
現時点では同様の活動を再び実施する予定はありませんが、学生からは「やりがいがあった」「今後はいつやるんですか?」といった声がありました。これをきっかけに、本専攻の皆さんが、これから進める学びにおいて、「国際協力・共生専攻ならではのものの見方」を深めていくことを期待します。

国際日本学専攻

国際文化基礎演習1(2年次ゼミ)

国際日本学専攻の学生は大学の近くにある熱田神宮に集合し、はじめにメイヨー教授から、神話と熱田神宮に伝わる草薙神剣、白鳥古墳などについて解説がありました。その後、学生は2グループに分かれて、交代で宝物館・草薙館を見学しました。
国際日本学専攻の学生は、神宮に伝わる古文書や刀剣・弓矢といった武具などの展示品を熱心に見学していました。学生たちからは「神話と実際の展示が結びついた点が印象に残っています。ただの昔話ではなく実際に長い時間をかけて守られてきたものとして強く意識することができました」といった感想が寄せられたほか、草薙館では実際に太刀を持ち上げてみて、その重さに驚く様子も見られました。
大学の近くには、熱田神宮や日本の神話と深い関わりのある白鳥古墳や断夫山古墳があります。これらの古墳へも足を運んでみて、専攻別演習で得た学びを深めてもらいたいと思います。

基礎セミナー(1年次ゼミ)

2026年4月29日(水)の基礎セミナーは専攻別に行われ、国際日本学専攻の学生は、教室で各々自己紹介をしたのち、白鳥庭園へ行きました。

白鳥庭園は中部地方の地形をモチーフに造られた池泉回遊式の庭園です。御嶽山から流れ来る水が木曽川につながり、やがて長良川や揖斐川へ合流し、伊勢湾へと流れ出る様子が表現されています。学生は4グループに分かれて庭園を見学し、自然の風景を限られた空間の中に凝縮して表現する日本庭園特有の「見立て」の技法を学びました。
◇学生の感想(一部抜粋)

・白鳥庭園は木々や水など緑の自然が多く、とても落ち着いた雰囲気でしたが、そこに彩られる鮮やかな花がすごく映えていて綺麗でした。わたしが見た花は白とピンクの芍薬です。鮮やかな色がいい意味で園内から孤立していて、とても惹きつけられました。

・歩く場所によって景色が変わるので飽きることなく楽しむことができました。特に木や石の位置がよく考えられているなと思いました。

・白鳥庭園に初めて行って想像以上の規模に圧倒されました。1番記憶に残っているのは心地の良い水の音です。綺麗に整備された川や滝、池から聞こえる透き通った水の音がとても心地よかったです。

・実際に訪問してみて、思った以上に景色もよく、そして中にはゆっくりと白鳥庭園の自然を満喫することができる喫茶店もあり、もう一度、ここに訪れて今度はご飯を食べたり、お茶をしたりしてみたいなと思いました。

・白鳥庭園の場所はもともと熱田台地の南端で水が集まる地形だったと調べてわかりました。そのことから、山や滝など高低差のある地形、そして水の流れを表すことのできる地形としてこの地に作られたと考えました。

・大学の近くに最大級の日本庭園があることに驚くとともに、すごく素敵な環境で学べていることに嬉しく感じました。

撮影:教員および受講生
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