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学部の活動

国際文化学部2025年度「企業訪問」を実施


企業訪問について

2025年10月17日(金)に、国際文化学部2年必修授業「国際文化基礎演習2」にて、「企業訪問」を行いました。この活動の目的は、3・4年次の就職活動を目前とした2年秋学期に、授業で実際の企業・法人を集団訪問することで、国際文化学部の学びと社会の結びつきを理解し、自身のキャリア形成意識の推進を図るというものです。キャリアセンターと相談のうえ設定した、国際文化学部生が訪問するにふさわしい企業・法人の中から、自身が訪問したい企業を選び、1企業20名程度にて訪問しました。

株式会社ジェイアール東海ホテルズ

ホテル・サービス業界

株式会社ジェイアール東海ホテルズ様は、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルをはじめとするシティーホテル、リゾートホテル、ビジネスホテル等を総合的に経営・運営する企業です。午前、大学での事前研修を終えてバスでマリオットホテルに到着。まずは17階の宴会ホールにてホテル業および会社概要の講話。学生たちは各自メモをとりながら、宿泊・ブライダル・宴会等の各業務と、営業・事務等の裏方業務の概略を学びました。その後、実際にホテル内を見学。フロントロビー、受付、コンシェルジュ、各種レストラン・カフェ・バー、そして客室内等、普段は見ることのできないホテル内部各所を実地見学しました。48階スイートルームにも入ることができ、名古屋市内を一望できるガラス張りバスルーム、アメニティの数々等、最高級の「おもてなし」を提供するこのホテルを体感。働いている方々のスマートな身のこなしと挨拶に、ホテルマンという職業について多くのことを学ぶことができました。

同社は、来年、ホテルアソシア高山を「ヒルトン高山リゾート」としてリブランド、また、アソシア新横浜も「コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅」に変わるとのこと。進化・拡大するホテル産業について、学生たちも興味津々の様子で、自身のキャリア意識を高めているようでした。

公益財団法人名古屋国際センター

国際協力・共生分野

公益財団法人名古屋国際センター様は、海外にルーツのある人びとの相談事業、日本語教室、施設の管理など国内の事業だけでなく、世界寺子屋運動など国際協力にも携わられており、それぞれの活動について丁寧に教えていただきました。職員として働く場合の職務内容、社会保険、有給などについてもうかがいました。

その後、質疑応答の時間となりました。
質問「どのような資格が必要ですか」
回答「特別に必須の資格はないが、海外にルーツのある人びととのコミュニケーションに英語をつかう。ほかの言語ができるといい。WordやExcelなどのパソコンスキルも大事」
質問「働いていて大変なことは」
回答「トラブルを抱えてパニックになっている方もいらっしゃる。訓練は受けるが、上司や同僚と相談し、組織として対応することが重要。名古屋市指定管理事業が8割を占めるとはいえ、2〜3年で異動のある公務員と違い、長い経緯を知り、丁寧に対応できるのが強みではないか」
質疑応答の最後に、センターの方から「大学生には、世界をみてもらいたい。暮らしや文化の違いを経験することが強みになる」というメッセージをいただきました。

さらに相談事業の通訳として来所されていたエクアドル、ブラジルの方からもお話をうかがうことができました。

学生にとっては、国際文化学部での学びが、実際に社会でどのように活かされるのかをみることができる機会となりました。

株式会社映像センター

販売・イベント業界

株式会社映像センター様は、1968年に設立され、フィルム映写機やその他の光学映像機器の販売から事業をスタートさせました。その後、イベント映像事業、システム販売事業、製品輸入販売事業の3つを柱として、様々な場面で映像・音響を用いたコミュニケーション空間を提供しています。本社は東京ですが、大阪と名古屋にもオフィスがあり、今回は熱田区にある名古屋オフィスを訪問しました。白鳥キャンパスから徒歩15分ほどで到着し、まずはカンファレンスルームにて1時間ほど業務内容についての説明を受けました。

ライブやフェスなどのエンターテインメント、新車の展示会、学会(主に医学系)での展示ブース、企業のセミナーや株主総会、大学の入学式、ハンドボールやバドミントンなどのスポーツ中継といった、幅広い場面に音響・映像システムを提供していることが分かりました。

10月13日に閉幕した大阪・関西万博においては、パビリオンや各国のナショナルデーの催しに映像センターが創り出す演出が採用されていたそうです。万博の開催期間は約半年間ですが、打ち合わせから機材の設営・撤去までを含めると1年がかりの仕事になるそうで、無事に終わってホッとしたと話されていました。

その後、様々な機材を保管している倉庫を見学させてもらい、機材の梱包の工夫やケーブルの種類についての説明などを聞かせていただきました。
最後の質疑応答では、多くの学生から質問の手が挙がり、担当者の方は「皆さん元気で積極的ですね」と話されていました。今回の学びをぜひ今後の就職活動に生かしてもらいたいと思います。

株式会社マザーハウス

アパレル業界

株式会社マザーハウス様は、途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げて、2006年に バングラデシュからスタートした企業です。現在、6つの生産国と 3つの販売国を持ち、生産国独自の素材や生産方式を取り入れて、良いものを長く使うための生産体制と労働環境の整備にも力を入れています。

今回は名古屋市・久屋大通にある名古屋支店を訪問しました。到着後、まずは講義パートとして会社の理念、商品の製造過程、販売までの運営体制、生産国との関係、社員の方々の商品や仕事に対する思いをうかがいました。学生たちは各自メモをとりながら、同社の企業活動の詳細について学びました。
その後は見学パートへと進み、店内に陳列されている商品についての見学。3~4人のグループに分かれ、バッグ、ジュエリー、ショールの3部類の見学担当者を決め、それぞれの商品について社員の方から説明を受けました。いずれの商品も、生産国の紹介や製造過程についての説明に加え、実際に手に取ったり、試着もさせていただき、使用感の面でも同社の商品の魅力を味わうことができました。
各商品の見学を終えた後は、グループに戻ってそれぞれの見学の成果をシェア。各商品の魅力について幅広く理解することができました。

参加した学生には、アパレル業界への興味からマザーハウスを訪問先に希望する人が多かったのですが、同社の理念と活動を学び、ビジネスを通して社会課題に取り組むことができることを学び、今後のキャリアを考えるうえで重要な学びを得ることができました。

株式会社トーメーコーポレーション

製造業部門

株式会社トーメーコーポレーション様は、眼科医療専門の機器・検査機器の製造販売を行っています。視力検査から、白内障・緑内障の検査キットまで、多くの分野において、国内外でトップシェアを誇っています。午前、大学での事前研修を終えてバスで名古屋市内にある本社へ。

まず、6階のホールで、総務課から、会社概要の説明をうけました。次いで、同社に入社した本学部卒業生が国際部門を説明、さらに、入社半年社員が職場の環境について説明しました。
次に、同社でつくった4台の機械を使って、製造部の会社スタッフが説明する中で、実際に眼の内部を撮影・分析、白内障にかかっていないか、学生が検査をしました。検査機器が1台1900万円すると聞いて、驚かされました。

最後はホールで学生の質疑応答の時間でした。学生からの仕事を通じて、社会に貢献すると、社是にあるが、具体的に働いてどうか。という質問に対して、人のことを思って、仕事をするのが1つの在り方。仕事をする中で、そうしたことを意識しているとお話しいただきました。
学生たちはスーツ姿、ビジネスカジュアルに身を包み、懸命に説明を聞き、その中でキャリア形成を意識しているように感じました。

旭運輸株式会社

運送業界

旭運輸株式会社様は、港湾運送、貨物利用運送、通関、海運代理、倉庫などを業務とする、名古屋市港区に本社を置き、名古屋港の各所に施設をもつ会社です。日本郵船グループの一翼を担い100年以上の歴史をもちます。

午前、大学での事前研修を終えてバスで飛島村にある「旭運輸 名古屋港流通センター(ANTC)」に到着。まずは、会議室にて、人事チームのお二人から会社の概要、施設、業務、コンテナの種類などについて説明を受けました。その後、倉庫内を案内してもらい、作業プロセスや実際の荷物などを見学しました。その後会議室に戻り、4つのグループに分かれて、バンニングプラン(コンテナへの貨物格納方法)の作成作業に取り組みました。コンテナに貨物を効率よく格納するため、縦・横・高さをどのように組み合わせるか、4グループともに電卓を片手に計算し、バンニングの重要性を学ぶことができました。

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