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学部の活動

【現代社会学部】2024年度 第4回oasiSコンペ開催



oasiSコンペ開催

現代社会学部では、学部の特色である「現代社会との接点をもつ学び」を応援するために、学生主体による共同研究のアイデアに、学部から研究費を助成しています。6月11日3時限目に、曙館3階oasiSにおいて、共同研究の発表会を開催しました。

oasiSで発表を真剣に聞く学生達(中央PC前は山下准教授)

現代社会学部の教育目標

現代社会学部は「現代社会が求める幅広い基礎的教養と現代社会がもつさまざまな側面を洞察し、的確な判断ができる専門知識、ならびに現代社会を生き抜くために必要な課題発見・問題解決型能力と積極的な行動力をもつ人材を養成すること」を教育目標としています。

研究発表タイトル

  1. 「大学生が行うヤングケアラー啓発活動への期待と今後の展望」 
  2. 「熱田しごと図鑑~熱田の珍しい・あまり知られていない仕事を熱田の子ども向けに冊子にまとめる~」
  3. 「高付加価値の商品開発と障がい者の雇用創出・工賃アップに関する実証研究」
  4. 「熱田区における『モーニング文化』創出に向けた探索的研究」
  5. 「熱田観光まちづくり施策に関する研究」
  6. 「熱田神宮のご利益『縁切り』を中心とした魅力発見」

今回は8分のプレゼンと3分の質疑応答で進められました。

トップバッターの学生

楽しい雰囲気の審査員(学部教員)

発表内容と今後の取り組み

各テーマは現代社会的な内容であり、地域活性化の視点を含むものが多数でした。中には、初出場のゼミや、先輩ゼミ生が取り組んできたテーマを発展的に継承しているチームも存在しています。

各学生チームは、成績評価や単位の枠の外で自発的に取り組んでいます。また、研究計画ばかりではなく、企画書を書き予算を計上して、審査員の前でプレゼンを行という一連のプロセスで、学生の実務に対する意識の高まりが感じられました。

今後は審査員による審議を経て採択チームが決定されます。採択後は各チームが秋学期の発表に向けて活動を開始します。

発表内容

「縁切り」の実態に迫る―神社でのフィールドワークによる調査―

SNS時代突入して簡単に縁結び、縁切りができる昨今においても、日本には「縁切り」のために寺社仏閣へ訪れる習慣が残っています。こうした現状は現代社会における日本人の生活や精神性を理解する上で貴重な資料となる可能性を秘めています。今回、このテーマに関心を持つ現代社会学部生が集まり、愛知県と静岡県での調査を行いました。


容易には関係を切りずらい近親者との縁切り祈願のケースが見られたことは、血縁関係の肯定的きずな(絆)の面と否定的ほだし(絆し)の面が根強く残る現状を浮き彫りにしました。ただし、悪い癖、病気との縁切りなども見られたことから、悪縁を立つ気持ちには暗い気持ちが込められているばかりではなく、未来志向的な明るい気持ちが含まれている様子でした。事実、寺社仏閣では縁切りと共に病気平癒や縁結びをご利益としていることも多いようです。つまり、縁切りには負の感情を吐き出す以上に「悪縁を断ち切り、良い方向ヘ進む」ために気持ちをリセットする儀礼としての効果があると考えられます。

調査の詳細は報告書にまとめられoasiSに置かれていますので、興味のある方は是非手に取ってみてください。
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