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学部の活動

【国際文化学部】「企業訪問」を実施


2023年10月20日(金)に、国際文化学部2年必修授業「国際文化基礎演習2」にて、「企業訪問」を行いました。
この取り組みの合言葉は、「3・4年次の就職活動を目前とした2年秋学期に、授業で実際の企業・法人を集団訪問することで、国際文化学部の学びと社会の結びつきを理解し、自身のキャリア形成意識の推進を図ろう!」です。
午前はなばなの里で事前研修、午後は企業別研修を実施しました。
企業・法人は、キャリアセンターと相談のうえ国際文化学部生が訪問するにふさわしい6ヵ所を設定し、その中から、自身が訪問したい企業を選び、1企業20名程度にて訪問しました。

株式会社ジェイアール東海ホテルズ様

株式会社ジェイアール東海ホテルズ様は、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルをはじめとするシティホテル、リゾートホテル、ビジネスホテル等を総合的に経営・運営する企業です。
ドアマンの手際よい案内を受けてホテル内に入り、まずは17階の宴会ホールにてホテル業および会社概要をお話しいただきました。学生たちは各自メモをとりながら、宿泊・ブライダル・宴会等の各業務と、営業・事務等の裏方業務の概略を学びました。
その後、実際にホテル内を見学。結婚式用の神殿、フロントロビー、受付、コンシェルジュ、各種レストラン・カフェ・バー、そして客室内等、普段は見ることのできないホテル内部各所を見学・確認しました。
特にこの9月に改装されたばかりの49階スイートルームにも入ることができ、名古屋市内を一望できる景色やガラス張りバスルーム、アメニティの数々等、最高級の「おもてなし」に感嘆しました。内部各所で働いている方々のスマートな身のこなしと笑顔・挨拶に、ホテルマンという職業について多くのことを学ぶことができました。

ホテル業・会社概要の講話

研修後の記念撮影

名鉄観光サービス株式会社様

名鉄観光サービス株式会社様は、名古屋鉄道を中核とした約120社から成る名鉄グループのひとつとして1961年に設立された会社で、60年以上の歴史をもっています。

最初に会議室で、営業本部主任の方から旅行業界全体についてのお話と名鉄観光サービスについてのお話を伺いました。
とりわけ興味深かったのは、新型コロナウイルスの影響で旅行業界が大打撃を受ける中、名鉄観光はその難局をどう乗り切ったかについてのお話で、ワクチン接種会場の手配、受付、PCR検査キットの配布など、コロナ関連事業を積極的に行っていたとのことでした。また、一般法人からの仕事が減ったため、積極的に官公庁事業にも取り組んでいたそうで、これは60年の歴史を持ち、多くの信頼を得ている名鉄観光だからこそ成しえたことなのではないかと感じました。
その後、中日ドラゴンズや楽天イーグルスの移動のサポートなどを行っているスポーツ総合支店や、個人旅行の営業部署である名駅地下支店などを案内していただきました。
また、名古屋学院大学OBの職員の方から、就活に向けての激励のお言葉もいただき、名鉄観光での研修を終えました。

なばなの里での研修

名鉄観光サービスでの研修

公益財団法人名古屋YWCA様

1930年労働婦人のための憩いの家「友の家」を前身とする名古屋YWCAは、青少年、女性、福祉、国際の4つの柱を掲げ、自己尊重・自己主張トレーニングなどの講座、子育て支援など女性の自立支援、女性に対する暴力の問題を考える活動、視覚障がい者へのサービスとしての音声訳・点訳など、多様な活動を実施されてきました。
最近では、日本語学校、日本語教師養成講座、海外にルーツのある子どもたちの学習支援など、多文化共生に向けた活動も展開されています。

今回の訪問では、日本語学校で学ぶ留学生10人(インド、ネパール、フィリピン、中国、ペルー)と国際文化学部2年生20人が、5つのグループに分かれて交流を深めました。
学生が事前に立てた「暖かい雰囲気をつくり、積極的に質問したい」という目標のとおり、なぜ来日したのか、なぜ日本語を学ぼうと思ったのか、どのようなカルチャーショックがあったか、日本語学校のあとなにをするのか、留学生の出身国に関するあれこれ、さまざまなことを話し合いました。
その後、日本語学校の教師を勤める方から、日本語学校の役割や日本語教師になる方法などお話をうかがいました。また偶然にも、同じビルの別の階に、特定非営利活動法人イカオ・アコのスタッフとして働く本学卒業生がいたことから、急きょ参加いただき、NGOスタッフへの道のりについてお話しいただきました。

直接的に、国際協力・共生に関わる職業に就かなかったとしても、移住労働者に頼らざるを得ない少子化の日本において、多文化共生に関する学びはどの業界でもますます必要となります。今回の訪問による学びは、学生にとって必ず活かされる経験になりました。

旭運輸株式会社様

旭運輸様は、港湾運送、貨物利用運送、通関、海運代理、倉庫などを業務とする、名古屋市港区に本社を置き、名古屋港の各所に施設をもつ会社です。従業員数238名のアットホームな会社ですが、日本郵船グループの一翼を担い100年以上の歴史をもちます。
旭運輸様が所有する最大の物流倉庫である名古屋港流通センター保税蔵置場に併設された会議室にて、人事チームのおふたりから会社の概要、施設、業務の種類などについて説明を受けました。学生リーダーを中心にあらかじめ研修目標を設定しておいたこともあり、質問が複数あがるなど積極的な姿勢がみられ、担当の方から喜ばれました。その後、倉庫内外を案内してもらい、各所の用途や作業プロセスについて説明を受けました。巨大な鋼板ホイールを格納した特殊コンテナの内部や、大型クレーンによる作業など、なかなか見ることのできない場面にも遭遇することができました。
その後会議室に戻り、4つのグループに分かれ、バンプラン(コンテナへの荷物格納方法プラン)の作成作業に取り組みました。安全かつ効率的にコンテナに荷物を格納することの重要性を学ぶことができました。

会議室にて会社の施設や業務について説明を受ける

倉庫屋上から飛島コンテナ埠頭を望む

グループでバンプランの作成

本多電子株式会社様

本多電子様は豊橋市内にある会社で、超音波を応用した様々な製品を作っています。
1960年創業の同社では、まず魚群探知機に利用し、今では、漁業のみならず、バス・フィッシング、ワカサギ釣りにも利用されています。

社内で会社概要の説明を受けた後、超音波科学館で、超音波とは何か、本多電子の歩みなどを数々の製品展示を見学しながら教えていただきました。
魚群探知機、医療用診断機、洗浄機、カッター、霧をつくる機械、プラスチックを溶かしてくっつける機械などが展示されていました。
学生は実地体験でプラスチックを溶かしつけたり、カッターでCDを切る作業なども行いました。

会社説明を受ける様子

魚群探知機 模擬体験

中部スカイサポート株式会社様

まずは会議室で会社の概要や見学の際の注意点などについて説明を受けました。その後、全員ヘルメットや反射ベストを着用し、普段は立ち入ることができない滑走路に行きました。航空機への荷物の搬入や航空機の誘導などを至近距離で見学することができ、さらに学生2名は航空機牽引車に搭乗して航空機のプッシュバックの体験もさせていただきました。
航空機の離陸準備が整った後は、中部スカイサポートの方たちとともに航空機が出発するのを手を振りながら見送りました。
その後は、国内外からの様々な荷物を管理する倉庫も見学させていただきました。なお、各所の見学には本学部の卒業生も同行し、丁寧な説明をしていただきました。
会議室に戻ってからの質疑応答では、「コロナ禍では仕事はどうしていましたか?」、「やりがいは何でしょうか?」など、学生が積極的に質問していました。
見学は1時間半程でしたが、参加した学生にとっては、飛行機が安全に飛ぶのに多くの方々が携わっていることを実感でき、とても有意義で貴重な経験でした。

荷物の搬入を間近で見学

出発する航空機を見送る

本学部卒業生を交えての質疑応答

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