【現代社会学部】 「アントレプレナーシップ論」で外部講師による講演会を実施
現代社会学部 水野清教授から授業の様子が届きました
「アントレプレナーシップ論」(担当:水野清教授)では、中部電力社内ベンチャー第1号のリブネットを設立した、マンション管理相談センター代表理事の馬渕裕嘉志氏と、日本政策金融公庫東海地区統轄室の田宮良則氏をお招きし、実践の現場に即した普段では聴けないようなたいへん興味深い講義をしていただきました。
本授業では「アントレプレナーシップ」を「過去の意味づけや常識とされてきた思考の枠組みに囚われない柔軟な発想」とし、一部の意欲と能力に優れチャレンジ精神旺盛な起業家(スタートアップ・ベンチャー)に限らず、すべての学生のキャリアにとって必要不可欠なメンタリティとして捉え授業を展開しています。
マンション管理相談センター代表理事 馬渕裕嘉志氏
馬渕氏の社内ベンチャー時代や、退職後の独立起業家時代の「山あり谷あり」のキャリア人生などをお話しいただきました。
生活者の視点で事業者との情報格差を埋める(社会的課題解決)ため、ビジネスを通して奔走してきたその生きざまに、多くの学生が勇気を与えられリスペクトを感じたようでした。また、成功する人の自立型問題解決法として「問題が起きたら、チャーンスと叫ぼう」とするポジティブ志向は、日常への大きなインパクトとなりました。
生活者の視点で事業者との情報格差を埋める(社会的課題解決)ため、ビジネスを通して奔走してきたその生きざまに、多くの学生が勇気を与えられリスペクトを感じたようでした。また、成功する人の自立型問題解決法として「問題が起きたら、チャーンスと叫ぼう」とするポジティブ志向は、日常への大きなインパクトとなりました。
受講学生のコメント
- ちょっとしたことで「最悪!」とネガティブに考えがちなので、「成長」するか「成功」するかどちらしかないということを心掛けるようにしたいです。
- 「能力」ではなく「考え方」。そのとおりですね。
- 社長だからといって(従業員のために)自分をそこまで犠牲にできるのか。とても責任感があって尊敬できるなと思った。経営者は人間性が大事。
- マンション管理士という職業があると聞いて驚きました。マンション管理士を目指したいと感じました。
日本政策金融公庫東海地区統轄室 田宮良則氏
一方、田宮氏には、創業の現状とビジネスプラン作成のポイントを実務に即して解説いただき、特に現代社会学部生の関心の高いソーシャルビジネス(社会的課題をビジネスによって解決)について、若者の起業が顕著である旨説明いただきました。
なお、田宮氏は三重大学において2コマの授業(「アントレプレナーシップ」「コーポレートファイナンス」)を担当されるとともに、同公庫が十数年来手掛けている「高校生ビジネスコンテスト」について、ビジネスプランの作成サポートにかかる出張授業等、東海地区の運営支援をされております。
なお、田宮氏は三重大学において2コマの授業(「アントレプレナーシップ」「コーポレートファイナンス」)を担当されるとともに、同公庫が十数年来手掛けている「高校生ビジネスコンテスト」について、ビジネスプランの作成サポートにかかる出張授業等、東海地区の運営支援をされております。
受講学生のコメント
- これまで現代社会学部で取り組んできた持続可能な「まちづくり」活動って、理想的にはコミュニティ(ソーシャル)ビジネスとして成り立っているかどうかが問われるんですね。
- もし自分が起業するとしたら一番困るのは資金面だと考えられるので、ソーシャルビジネスに取り組む人のための融資制度が整っているのは素晴らしいことだと感じました。
- 「非営利でも利益を出していいの?」とする問いにハッとさせられ、自分の中にあったNPOへの思い込みにも気づきました。「(利益を出しても)いいんです」
- 私は起業したいと思ったことがなかったのですが、今回のお話で0(ゼロ)から新しく事業を立ち上げるのではなく、自分が就職した企業で何かを生み出したり、誰かを助けることにつながるんだということを知りました。