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学部の活動

【授業紹介】外国語学部 天野幸輔准教授「発展セミナー」の「研究方法の研究」


外国語学部 天野幸輔准教授から、授業の様子が届きました。

「発展セミナー(担当:天野幸輔准教授)」では「研究方法の研究」を行っています。
どのような研究に、どのような方法を選ぶのか、これは大変大きな問題です。分析方法が日進月歩だから、また目的もどんどん学際的になってきているからです。「目的は的(まと)、研究方法を選ぶのはそれに合った矢を選ぶこと」「やって自分が楽しい研究をしよう」と繰り返し伝えてきました。
この2年はアンケート調査の作法と、分析方法の基礎として、偶然確率の「母比率不等」あたりまでを行ってきました。とても好評でしたが、今年は具体的に研究を想定して、それを履修者みんなで進めていく中で、必要な方法を学び取っていく流れに変えてみました。
第4回ではアニメ「トムとジェリー」を見て、研究テーマを出し合いました。第5回はアニメ「ペンギンズ」を見ました。単独ではなく「トムとジェリー」と比較することで立ち上がる研究は?とみんなで意見を出しました。研究では、比べると言えることが増えます。比べると「ペンギンズ」ではテキストの多さが際立ちます。そこで第6回は「大人向けと子ども向けのアニメの違いはどこに表れるか」といったテーマで進めるのなら、といったところです。
次はこうしたテーマでの研究を進めるうえで必要なアンケートづくり、結果の分析(量的、質的方法)を学びます。「この分析方法をつかってみたい!」などと研究方法から卒論の方向性を決めるのもありではないでしょうか?学部の卒論発表会では毎年、統計検定を適切に用いたクールな発表があります。発表者はちゃんと理解している点で、「学部生なのに…」と感動してしまいます。キャリアセンターによれば、外国語学部生は就職活動で①経済の知識が少ないこと、②数学が苦手なこと、が弱点だそうです。②の対策としても、地味にではありますが、毎回30分、統計検定の基礎を生活場面を意識して学んでいます。

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