グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


学部の活動

【経済学部】名証株式投資コンテストでの取り組み


10月23日(木)から名証株式投資コンテストがスタート

2025年10月23日(木)から名証株式投資コンテストが開始しています。
名証株式投資コンテストは、Webでのバーチャル取引で、元手の300万円をどれだけ増やすかを学生が競う教育イベントです。今回が16回目となります。昨年度は本学も3年ぶりに入賞しました。

【経済学部】名証株式投資コンテストで入賞!

名古屋証券取引所が主催する「第15回名証株式投資コンテスト」(開催期間:10月24日~12月2日)で、経済学部生が個人戦・チーム戦ともに10以内に入りました。2024年12月26日(木)に名証ホールで開催された表彰式には、チーム戦4位に入賞したチーム「花鳥風月」が招待され、名古屋証券取引所の竹田社長から表彰されました。名古屋学院大学としては、実に3年ぶりの受賞となりました。詳細はコチラ

名古屋学院大学では、経済学部を中心に10年以上前からこのコンテストに参加し、学生の金融リテラシー向上に役立てています。コンテストを縁に、経済学部では、名古屋証券取引所さまからの寄附講座として「企業連携講座2」を秋学期に開講しています。

このコンテストは学生のみの参加で、地元の大学生にとっては以下のような学習にもつながると期待されます。

 ・バーチャル投資で地元の上場企業名を知る
 ・名証上場企業とその業界(景況)を知る
 ・上場企業の財務状況や業績を知る

名証には地元を中心に多くの企業が上場しているので、コンテストが業界研究や企業研究に直結し、就活の準備にもつながります。

コンテストには、個人戦とチーム戦の2部門があります。「企業連携講座2」では受講生が個人戦にエントリーします。バーチャルな株式投資を行いながら、実践を通じて金融リテラシーを身に付けます。
チーム戦は、ゼミなどでの参加が向いています。

名証株式投資コンテストの活用法:ゼミ編

毎秋、児島完二ゼミ(2・3年)では名証株式投資コンテストのチーム戦へ参加しています。昨年はチーム戦で4位に入賞できましたが、ゼミの中でどのように投資コンテストを使っているかを報告します。ゼミ指導における長年のノウハウが活かされ、好成績につながりました。

【学習の狙い:就活と経済】
地元への就職を希望する学生が多い割には、地元の上場企業名を知らない学生はかなり多い状況です。名証株式投資コンテストでのバーチャル投資から地元企業に関心を持ってもらうことを狙いとしています。
そこで、コンテストの開始前に、名証上場銘柄リストで知っている企業名を確認します。もちろん、証券市場の金融システムや地域経済の特徴、日本経済の実際の動きに親しむことで、教室で学んだ経済学を使えるようにしてもらいたいという狙いもあります。

【購入・売却の準備学習】
むやみやたらに投資してもほとんどよい結果は得られません。そこで、基本的な分析方法(テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析)を簡単に指導します。

【成績報告とPDCA】
毎週、ゼミの時間にチームごとに1週間での投資収益・損失を報告します。投資銘柄の購入理由(適時開示情報による決算など)とその結果を皆で振り返ります。上手く運用できたチームの活動を真似ることで徐々に投資できるようになります。

【関連学習:時事問題】
コンテスト期間中に大きな株価変動があった場合、それを事例として原因を考えます。為替・選挙・国際情勢・企業業績などの因果関係を確認します。政治経済のニュースに触れる習慣ができ、就活の準備にもつながります。
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析の内容は、チームごとに振り分け発表してもらいます。

【振り返り・まとめ】
50日間での取引で最適なポートフォリオ(どの銘柄を購入すればよかったか)の答え合わせをします。過去の変動はわかるが、未来は誰もわからないという体験をします。
また、リアルな投資と名証株式投資コンテストの違いを説明します。

最後に、コンテストを通じて企業名や業界に関する知識がどれほど増えたかを確認します。コンテスト前に報告してもらった企業数を見比べると、チームで助け合うことから、ほんの2ヶ月でかなりの知識を獲得できます。
こうした学習で自信を持つような学生も散見されます。

2年ゼミでは、コンテストに関するレポートから、日本語の添削を実施します。共通の話題である名証株式投資コンテストを使って、ゼミ生の表現力を確認し、指導します。毎回のゼミで1段落ずつ作成し、皆で日本語のダメ出しをします。4回で起承転結の4段落を完成させ、秋学期の学修成果レポートとします。
  1. ホーム
  2.  >  学部の活動
  3.  >  【経済学部】名証株式投資コンテストでの取り組み