【経済学部】「専門演習」青森市都市整備部住宅まちづくり課へのヒアリング
経済学部 萩原史朗准教授より、ゼミ活動の様子が届きました。
2024年8月22日(木)、3年次「専門演習」(担当 萩原史朗准教授)で公務員志望のゼミ生達と共に、青森市都市整備部住宅まちづくり課に「人口減少下での都市計画やまちづくりのあり方」についてリモートでヒアリングを行いました。
近年、多くの地方都市において、人口減少と少子高齢化が急激な勢いで進む一方で、郊外への大型ショッピングモールの進出等で「中心市街地の空洞化」が問題とされています。実際、東海地区でも、多くの地域において「シャッター商店街」が増加しています。
近年、多くの地方都市において、人口減少と少子高齢化が急激な勢いで進む一方で、郊外への大型ショッピングモールの進出等で「中心市街地の空洞化」が問題とされています。実際、東海地区でも、多くの地域において「シャッター商店街」が増加しています。
これに対し、青森市は2001年に青森駅前の再開発のために複合商業施設である「アウガ」(正式名称はFestival City AUGA〈フェスティバルシティ・アウガ〉)を整備しました。
開業当時は、コンパクトシティの先進事例として全国からの視察が殺到したようですが、かつて出店していたテナントも、現在はほとんど撤退しています(現在は、地下1階には「新鮮市場」や飲食店が入っていますが、1階から9階までのほとんどのスペースが青森市駅前庁舎と青森市民図書館で占められています)。
現在では,「コンパクトシティの失敗事例」として挙げられることもあるようです。
しかし、担当部署の職員の方にヒアリングを行ったところ「アウガの失敗=コンパクトシティの失敗」という評価は正しくないとのことでした。青森市は、それ以降も立地適正化を図りながら「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」を進めており、青森地区(青森市は2005年度に浪岡町と市町村合併を行い青森地区と浪岡地区に分かれる)の総人口のうち、市街化居住誘導区域(鉄道駅から800m以内,日往復30便以上のバス路線から300m以内)に90%以上が居住しているとのことです。
開業当時は、コンパクトシティの先進事例として全国からの視察が殺到したようですが、かつて出店していたテナントも、現在はほとんど撤退しています(現在は、地下1階には「新鮮市場」や飲食店が入っていますが、1階から9階までのほとんどのスペースが青森市駅前庁舎と青森市民図書館で占められています)。
現在では,「コンパクトシティの失敗事例」として挙げられることもあるようです。
しかし、担当部署の職員の方にヒアリングを行ったところ「アウガの失敗=コンパクトシティの失敗」という評価は正しくないとのことでした。青森市は、それ以降も立地適正化を図りながら「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」を進めており、青森地区(青森市は2005年度に浪岡町と市町村合併を行い青森地区と浪岡地区に分かれる)の総人口のうち、市街化居住誘導区域(鉄道駅から800m以内,日往復30便以上のバス路線から300m以内)に90%以上が居住しているとのことです。
現在、萩原ゼミ「神宮前商店街チーム」では、今月熱田区神宮前商店街にオープンした新商業施設の調査を進めております。
ゼミ生には、他地域の門前町の事例等も参考に研究報告書の執筆を行い、4年次「卒業研究」に向けて研究を進めてもらいたいと思います。
ゼミ生には、他地域の門前町の事例等も参考に研究報告書の執筆を行い、4年次「卒業研究」に向けて研究を進めてもらいたいと思います。