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学部の活動

【経済学部】「経済学特殊講義」を開講


「経済学特殊講義」(担当:上山仁恵教授)について

今年4月から金融庁は金融経済教育推進機構(通称J-FLEC)を設立し、金融経済教育の一層の拡充と国民の金融リテラシーの向上に向け、8月から本格稼働を始めます。同時に、金融機関に属さない中立的な認定アドバイザー制度も始まり、金融教育の環境は大きな変換期を迎えようとしています。
この経済学特殊講義では、クレジットカード、保険、預貯金・投資、住宅ローン、居住選択・住宅購入など、社会に出て必要な金融・不動産に関する基礎知識の習得を目指していきます。

◆日本FP協会様、NPO法人三方よし(不動産部門)様による不動産に関連する授業の実施

金融リテラシーの講座として3回にわたり不動産に関連する授業を実施しました。
金融リテラシー講座は現在金融に関する知識(主に投資)の講義が主流であり、不動産に関連する講義は珍しい取り組みとなっています。

6月28日は、日本FP協会より講師・廣江淳哉様をお招きし、住宅ローンの知識や所得控除等の税金の仕組みについて講義をして頂きました。学生のアンケートには、「同じ金額の住宅購入でも金利や借入金額、返済期間や返済方法によって1,000万円近く差額が生まれることを知り、金利の状況なども踏まえ、人生全体で見たライフプランを設計することが必要だと感じた」、「私は奨学金を借りていますが、住宅ローンの返済知識は奨学金の返済方法の参考にもなり、ためになる授業だった」、「住宅ローンを組んだら毎月同じ額の返済を続けるしかないと思っていましたが、繰り上げ返済や借り換えなど返済方法のメンテナンスを行うことで、ローンの負担を軽減することができる可能性があることを初めて知りました」などといった感想が見られました。

6月21日と7月5は、NPO法人三方よし(不動産部門)より講師・森隆浩様をお招きし、賃貸と持家の選択や賃貸契約時の注意点、相続や不動産投資等について講義をして頂きました。学生のアンケートには、「賃貸物件を選ぶ際、家賃だけではなく、その他の初期費用が想像以上にかかってしまうことがあるので気を付けたい」、「将来、住居を決める際には、立地や管理費・税金等のランニングコストなど色々なことを比較して選択することが重要だと思った」、「ZEH住宅という、気密断熱性に優れた住宅があることを初めて知った」、「どの不動産が適しているかは人により異なるため、不動産の人に任せるだけではなく、ある程度自分でも選択ができるように知識を身に付けておくべきだと思った」といった声が聞かれました。

◆全国銀行協会様、日本証券業協会様、第一生命保険株式会社様による授業の実施

第7回目~第10回目の講義では、全国銀行協会:山崎茂樹様、日本証券業協会:竹内道子様、第一生命保険株式会社(中京総合支社営業推進グループ):松尾歩様・金野京美様をお招きし、様々な金融商品の紹介、証券投資の知識やNISA・iDeCo制度について、ライフプランシミュレーション等の講義をして頂きました。
学生のアンケートからは、
「金融商品のリスク・リターンの関係や、NISA・イデコ等の制度を活用しながら、自分のライフプランにあった金融商品を選択できることが大事だと感じた」、「資産を増やすだけではなく、非課税制度や控除を活用し、税金対策を行うことで資産を減らさない方法も考えることが必要だと思った」といった声が聞かれました。


全国銀行協会 山崎茂樹様

日本証券業協会 竹内道子様

第一生命保険株式会社 松尾歩様

第一生命保険株式会社 金野京美様

◆(公財)生命保険文化センター様による年金・保険授業の実施

生命保険文化センターより講師・鈴木千秋様をお招きし、5月10日は公的年金・個人年金について、5月17日は医療保険・介護保険について講義をして頂きました。
学生のアンケートには、「将来、自分に必要な保険とは何だろうと考えるきっかけになるような講義でした」、「若い時から老後まで、一生涯にわたってリスクがあることを実感しました。だからこそ、事前にしっかり備えをすることの必要性を強く感じました」、「保険には様々な種類が存在し、条件が細かく定められており、これらを理解して自分にあったものを選択できることが大切だと思いました」、「公的医療保険は窓口3割負担しか知らなかったが、高額療養費制度をはじめ様々な制度を知れて良かった」といった声が聞かれました。
2回にわたる保険の講義により、様々なリスクの認知、及び、それらをヘッジするための保険の手段を学ぶことができました。

◆(一社)日本損害保険協会(中部支部)様による損害保険授業の実施

4月26日は日本損害保険協会より講師・髙橋勝巳様をお招きし、損害保険の意義や仕組み・種類等について講義をして頂きました。

学生のアンケートには、「保険の種類がこんなにあるとは知らなかった」、「身の回りのリスクに対し、どのような対処法や保険があるのかを自分自身で理解しておくことが重要であることを知った」、「損害保険の概念はモノを元に戻すこと、という言葉でとても納得した」、「今回の講義を通じて1番伝わったのは、保険には社会公共性があるということ」など、損害保険に対する知識が深められたようです。

◆(一社)日本クレジット協会様によるクレジット授業の実施

4月19日は日本クレジット協会より講師をお招きし、クレジットカードの仕組みや利用上の注意点等について講義をして頂きました。成人年齢の引下げにより、大学1年生でもクレジットカードが持てるようになりましたが、キャッシング利用等による負債の増加やクレジットカードの不正利用など若年層でトラブルが増加しています。今回の講義では、キャッシュレス社会に関する考察に加え、クレジットカードの使い方やトラブルの対処法などについて学ぶことができました。

受講後の学生に対するアンケートでは、98.4%の学生が、今回の講義が今後の生活に役に立つと回答しており、「クレジットカードには、利便性と危険性が両立しているので、しっかりとした知識を身につけて安全に使いたい」といったコメントが聞かれました。
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