グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


学部の活動

【経営学部】企業人を招いたキャリア講座を開催(2025年度春学期)



経営学部では定期的に、企業人を招いたキャリア講座を開催しています

第2回 名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部

2025年7月2日(火)、企業人を招いたキャリア講座の一環として、名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部イノベーション・アントレプレナーシップ推進室の矢野貴大氏をお招きし講演会を開催しました。名古屋キャンパスしろとりで開催された講演会では、経営学部1年生および2年生の約300名が参加しました。

矢野氏は、日本政府のイノベーション関連政策予算が年間2兆円に上る現状を提示し、イノベーションが単なる「技術革新」に留まらず、「創出と普及」までを含む概念であることを強調しました。身近な例としてスマートフォンやメルカリ、ChatGPTを挙げ、これらが新たな価値を創造し、広く社会に普及したイノベーションであると説明しました。
また、イノベーションを担う人材を指すアントレプレナー(起業家)について、その語源であるフランス語の「企てる(アントレプレンドル)」を紹介し、「アントレプレナーシップ」とは「何かを企てる人のあり方」であると定義しました。

講演では、何かを企画・実行する際に必要な能力として、学術的に分析された15のコンピテンシー(能力要素)が紹介されました。これには「課題設定能力」「創造力」「アイデアの評価」「自己認識と自己効力感」「モチベーション維持と忍耐力」「リソースの収集力」「ファイナンスの知識」「他者を引きつける力」「計画とマネジメント力」「失敗からの学習能力」などが含まれ、これらが個人の活動だけでなく、企業や社会が求める能力とも一致することが示されました。
続いて、名古屋大学をはじめとする東海地域の27大学と2つの研究機関が連携するアントレプレナーシップ教育・企業支援プラットフォーム「Tongali(とんがり)」の取り組みも紹介されました。Tongaliは、「とんがった人材の育成」を目指し、多様なプログラムを提供しています。「Tongaliスクール」や「アイデアピッチコンテスト」、「ビジネスプランコンテスト」といったイベントを通じて、学生は起業家精神を育み、具体的なビジネスプランを構築する機会を得ています。特に、コンテストの優秀者には海外研修の機会が与えられ、渡航費や滞在費が無料となるなど、実践的な学びを支援する体制が整っています。

矢野氏は、これらのプログラムに参加し、多様な人々と交流することで、新たなアイデアやチャンスが生まれる可能性を強調しました。そして、「努力が必ず報われるわけではないが、成功している人は必ず何らかのアクションを起こしている」と述べ、学生たちに積極的に行動することの重要性を訴え、講演を締めくくりました。

第1回 愛知県中小企業診断士協会

2025年5月27日(火)、企業人を招いたキャリア講座の一環として、公益社団法人愛知県中小企業診断士協会会長の松井督卓氏(マツイ・マネジメント・オフィス代表)をお招きし講演会を開催しました。名古屋キャンパスしろとりで開催された講演会では、経営学部1年生および2年生の285名が参加しました。

講演者の松井氏は、中小企業診断士が「やる気と面白さ」を感じれば誰でも目指せる資格であり、個人の可能性を広げるものだと強調されました。自身の信用金庫勤務から診断士として独立し、研修講師や協会の会長を務めるまでの経緯を語り、診断士の仕事が企業経営の診断・助言、公的支援業務、研修講師など多岐にわたることを説明され、多くの学生が深い関心を示していました。

さらに、診断士の魅力として、専門知識に加え、多様な経験を持つ人々との「協働」によるネットワークの重要性を挙げられました。資格取得は容易ではないものの、一次試験合格後には養成課程という道もあり、大学生が在学中に挑戦することの意義は大きいと指摘されました。
難易度や効果的な学習法、求められるスキルなども具体的に説明され、将来のキャリア形成に有益な内容となりました。

講師からは、継続的な学習の重要性や挑戦を続ける姿勢の大切さについても力強いメッセージが送られました。
今回の講演を聞いた学生からは、「中小企業診断士の資格取得の難しさと意義を知ることができ、その専門性や将来性に感銘を受けました。」「資格取得には膨大な学習時間と努力が必要ですが、取得後は独立や多様な働き方が可能で、地域貢献や企業支援に携われる点に魅力を感じました。」などの意見が寄せられました。

  1. ホーム
  2.  >  学部の活動
  3.  >  【経営学部】企業人を招いたキャリア講座を開催(2025年度春学期)