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学部の活動

【経営学部】岡本ゼミ 連携プロジェクト


岡本ゼミでは2026年度、PBL型授業の一環として、4月から企業7社と自治体1事業と連携し、課題解決型のプロジェクトに取り組んでいます。
学生は一人ひとり異なる企業・自治体からテーマを受け取り、チームごとに解決策を練ってきました。
正規の「ビジネス価値創造実践Ⅰ(ゼミ)」は毎週火曜の午後ですが、その時間だけでは検討が追いつかないため、授業のあとの昼過ぎから夜まで、あるいは別の曜日にも時間を割きながら、調査や打ち合わせを続けています。
各プロジェクトの活動の様子をお伝えします。

【Kプロジェクト】避難所の衛生環境を考える②―3施設を訪問し防災対策とシャワー設備導入についてヒアリング

2026年7月17日(金)、第2班は、名古屋競馬場、海南こどもの国、弥富市農村環境改善センターの3施設を訪問し、現地ヒアリングを実施しました。各施設が災害時に果たす役割や防災対策、組立て式シャワー設備の導入に関する考え方について、施設管理者の皆様からお話を伺いました。

名古屋競馬場では、多くの馬や厩務員の方々がいる特殊な施設環境において、どのような防災対策が行われているのかを学びました。海南こどもの国では、多くの家族連れが利用する施設であることから、利用者の安全確保や近隣の避難所への誘導を重視した防災対策が進められていることが分かりました。

弥富市農村環境改善センターでは、弥富市防災課の方にも同席いただき、緊急時に地域住民だけでも避難所を開設・運営できる体制など、災害時の施設運営について具体的なお話を伺いました。また、市の防災担当という立場から、組立て式シャワー設備の導入に関する率直なご意見や課題についてもお聞きすることができ、貴重な機会となりました。

今回のヒアリングを通じて、実際に現場を訪問したからこそ得られた学びが数多くありました。特に、避難所へのシャワー設備の設置を実現するためには、設置場所や給排水、電源、運用体制など、さまざまな条件を満たす必要があることを実感しました。また、各施設では多様な防災対策が行われている一方で、防災に対する意識には、なお課題が残る場合もあるのではないかと感じました。

今後は、ヒアリングで得られたご意見や課題を踏まえ、組立て式シャワー設備が実際の避難所で円滑に運用できるよう、設置場所や運用方法についてさらに検討を重ねていきます。災害時に誰もが安心して生活できる避難環境の実現に向けて、研究を進めていきます。

(執筆:金子璃朱)

名古屋競馬場の方から競馬場内の施設について説明を受ける

名古屋競馬場の担当者に現状の防災体制についてヒアリングを実施

農村環境改善センターで施設の防災設備について説明を受ける

農村環境改善センターの実際の備蓄品

【Kプロジェクト】避難所の衛生環境を考える①―弥富市内3施設で防災・避難所運営についてヒアリング

岡本ゼミ「Kプロジェクト」は、災害発生時の避難所における衛生環境、特に入浴(シャワー)に着目した研究プロジェクトです。全国的に避難所の入浴設備の整備が遅れている現状と、海抜0メートル地帯である弥富市特有のリスクを踏まえ、活動を進めています。

今回のヒアリングでは、本プロジェクトメンバー第1班と、第2班に分かれて、BCP(事業継続計画)の実際について学ぶとともに、私たちが検討している「平常時から使用できる組立て式シャワー設備」について、施設運営の立場から意見を伺うことを目的としています。

2026年7月17日(金)に、第1班は弥富市の総合社会教育センター、十四山スポーツセンター、ニューリンクス(ゴルフ場)を訪問し、避難所運営や防災対策についてヒアリングを実施しました。

総合社会教育センターと十四山スポーツセンターでは、アリーナに冷房設備がなく、真夏には室内が非常に暑くなるという課題を伺いました。施設ごとに防災上の課題があり、まだ解決に至っていないものもあることを学びました。

また、3か所への訪問を通じて、総合社会教育センターの澤井様、十四山スポーツセンターの久野様から、実際に災害が発生した際には、一人ひとりが防災への意識を持ち、協力し合うことが不可欠であると伺いました。

今後は、今回のヒアリングで得られた意見をもとに、組立て式シャワーの設置方法や運用についてさらに検討を重ね、災害時により実用的な設備となるよう改善を進めていきます。
第2弾では、第2班によるヒアリングの様子をお伝えします。

(執筆:蒔田奈々)

備蓄品の簡易トイレ

総合社会教育センターの担当者と打ち合わせ

総合社会教育センターの担当者から備蓄品について説明を受ける

備蓄品の毛布

第1回リーダー会を開催

岡本ゼミでは、それぞれのグループが企業との産学連携やマーケティング活動に取り組んでいます。

これまではリーダー会を実施しておらず、各グループの進捗状況を定期的に確認する機会がありませんでした。そのため、プロジェクトの進行が大幅に遅れているグループがあっても、早期に状況を把握できず、適切に対応することが難しいという課題がありました。また、グループ内だけでは解決できない悩みや課題があっても、他のグループと意見交換を行う機会が少なく、情報共有や連携が十分にできていませんでした。

そこで、これらの課題を改善するため、毎月1回、各グループのリーダーが集まる「リーダー会」を開催することにしました。第1回リーダー会は学びの拠点アクトで開催しました。各グループの進捗状況や今後の活動予定、課題などを報告・共有し、ゼミ全体でプロジェクトの進行状況を把握しました。

また、自分たちのグループだけでは解決が難しい課題については、他のグループのリーダーから意見やアドバイスを受け、多様な視点を取り入れながら解決策を検討しました。こうした情報共有や意見交換を継続することで、グループ間の連携を強化し、各プロジェクトを円滑に進められる体制づくりを目指します。

岡本ゼミでは、このような活動に加え、マーケティングを中心とした学びを軸に、企業との産学連携を通じて実践的な活動を行っています。企業が抱える課題を分析し、その解決に向けた企画立案や提案を行うことで、授業だけでは身に付けることが難しい実践力や課題解決力、プレゼンテーション能力を養っています。また、チームで協力して課題を解決する力やリーダーシップ、コミュニケーション能力など、社会で求められる能力を身に付けることを目標に活動しています。


(執筆:雑賀太一)

ミーティングの様子1

ミーティングの様子2

2026年度連携プロジェクト紹介(8件)

2026年度のプロジェクトについて紹介します。

■Kプロジェクト
Kプロジェクトが着目したのは、災害時の避難所です。シャワー設備の整備が後回しになりがちだという実情を受け、簡易シャワーの備蓄を行政に働きかけようとしています。対象は、海抜の低い土地が広がる弥富市です。防災担当部局への提案説明に加え、市内の各施設へアンケート調査を行い、その結果を関係省庁へ報告する予定です。

■株式会社オグリ牧場プロジェクト
株式会社オグリ牧場のプロジェクトでは、40か月という長期肥育の和牛をどう価値づけるかがテーマです。同社は飼料へのこだわりが強く、豆味噌・たまり醤油の醸造元である中利の醤油粕を配合するなど、独自の育て方を貫いています。南部市場出荷団体協議会主催の肉牛枝肉共励会では、愛知県知事賞を8年連続で受賞するほどの評価です。それでも松阪牛のような全国区のブランド牛には知名度で及ばず、その差をどう埋めるかが課題になっています。

■株式会社マジオネットHDプロジェクト
株式会社マジオネットHDのプロジェクトの舞台は、自動車学校の運営をはじめ、保育、飲食、宅配、温泉観光施設まで幅広く手がける同社です。学生起業家の育成をねらいとして、既存事業の立て直しや新規事業の提案に取り組んでいます。

■三協紙業株式会社プロジェクト
三協紙業株式会社のプロジェクトが扱うのは紙管です。高度化・高付加価値化が進む業界動向をふまえ、学生ならではの発想とマーケティングの視点を持ち込みました。企画を立て、試作をつくり、現場でヒアリングを重ね、実現性・安全性・社会的ニーズを検証したうえで製品化を目指すという、一連の流れをたどっています。

■日東工業株式会社プロジェクト
日東工業株式会社のプロジェクトでは、高圧受電設備や分電盤といった電路資材を扱う同社に対し、学生が考えた新規事業を社内コンテストへ提案し、採用されて事業として実現することを目指しています。

■あいちの山里プロジェクト
愛知県の事業「あいちの山里 大学生による地域資源磨き上げ大作戦」への参加は、今年で4年連続です。本年度が最終年にあたるため、これまでの蓄積をさらに練り上げた提案をまとめ、実際に動かしたうえで、来年2月の最終報告会に臨みます。

■中央工機株式会社 / 株式会社Coelプロジェクト
中央工機と株式会社Coelの2社については、両社に関心を持ってもらうためのリクルーティング動画をInstagramで発信する取り組みを、2班体制で進めています。今後は投稿動画の視聴回数などをもとに、効果を分析する計画です。

業種も課題の性質もさまざまですが、どのプロジェクトにも共通しているのは、学生の発想を実地調査で確かめ、提案から実装、効果測定までを自分たちの手で経験しているという点です。それぞれが目的意識を持って、活動を続けています。

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