2009年06月15日(月)

2008(平成20)年度決算報告

2008(平成20)年度決算についてご報告いたします。

 

 学校法人名古屋学院大学の2008年度決算及び2008年度事業報告は、2009年5月27日の理事会で承認されましたので、概要をお知らせいたします。

 

2008年度は、名古屋キャンパスが開設されて2年目となりました。前年度に引き続き、新キャンパスが地域と共存してその特色を生かす取り組みが進み、瀬戸キャンパスを含むダブルキャンパス下での法人運営が、軌道に乗り初めました。

 

 学校法人会計は、経営状態を見る「消費収支計算書」、資金繰り状態を見る「資金収支計算書」、財政状態をみる「貸借対照表」により表示されています。

 

 当該年度決算概要は、経営状態を見る消費収支(消費収入-消費支出)は10億3027万円の支出超過となりました。帰属収入では前年度比4億3520万円の増収となっていますが、昨年秋以来の金融危機の影響による保有資産の評価換えに、有価証券評価差額を11億8352万円、有価証券処分差額を2億4348万円計上して消費支出が増額したことによります。資金繰りの様子を見るのは、資金収支の「次年度繰越支払資金」ですが、当年度末で23億4005万円となりました。また、財政の状態を表す貸借対照表上の正味財産(資産の部-負債の部)は198億9067万円でした。

 


1.消費収支


 消費収支計算書は、消費収入の部合計額(帰属収入合計-基本金組入額合計)から当該年度に消費する消費支出の部合計額を比べて、当該年度消費収支差額を算出する構造になっています。これにより、当該年度消費収支の均衡状態はどうか、経営状態の健全性はどうかを見ることができます。
消費収支の近5ヵ年の推移を見ると、消費収入の部では、帰属収入合計は’04年度から着実に増加しており、’08年度帰属収入は前年度比では4億3520万円の大幅な増収となりました。増収の主な要因は、人間健康学部の学年進行に伴う学生数増加による学生納付金の増収によります。’08年度は基本金に6億3405万円を組入れ、収支差額が10億3027万円の支出超過となりました。

 

(1) 帰属収入


 帰属収入は学校法人の負債とならない収入です。帰属収入合計は64億2874万円で、予算比1億5162万円の増収でした。予算比増の主なものは、手数料収入が1326万円の増収、資産運用収入が1億7608万円増であったことによります。前年度比では下表のとおり合計で4億3520万円の増収になっています。

 

(2) 基本金組入額


 基本金は、学校法人の永続的維持のため、必要な資産(校地、校舎、機器備品、図書、現・預金)を継続的に保持するために、帰属収入のうちから組入れた金額です。当該年度の基本金組入額合計は6億3405万円でした。帰属収入に対する割合(基本金組入率)は9.9%となりました。なお、第3号基本金は、昨年度に奨学基金4億円、国際交流基金3億5000万円の組入目標額を達成しましたので、本年度の組入れはありません。

 

(3) 消費支出


 消費支出は、68億2496万円で予算比13億4133万円の支出増です。支出増加の要因は、主に資産処分差額14億4652万円の計上によるものです。人件費は30億5636万円で帰属収入に対する割合は47.5%、教育研究経費は19億3782万円で30.1%、管理経費は3億5978万円で5.6%となりました。

 


2.資金収支


 資金収支の決算規模は114億6573万円となり、予算比では16億3411万円の増加となりました。増加の主な要因は、有価証券の購入と売却、次年度入学生数の増加によるものです。収入の部は予算比、資産運用収入1億7608万円増、資産売却収入13億5652万円増、前受金収入1億2606万円増等が増収の要因です。支出の部では予算比、人件費662万円減、物件費1億5457万円減(教育研究経費支出8829万円減、管理経費1817万円減、施設関係支出3944万円減、設備関係支出867万円減)等が減額し、資産運用支出が27億9907万円の増加です。この結果、資金繰りの状態を見る次年度繰越支払資金は23億4005万円となりました。

 


3.貸借対照表


 資産の部合計は、236億6197万円で前年度末比4億584万円減少しています。内訳は固定資産が前年度末比1億7696万円増加、流動資産が前年度末比5億8280万円減少となっています。
固定資産は、有形固定資産が減価償却により8677万円減となっていますが、その他固定資産は、大学拡充、有価証券の各引当特定資産への組入れ、有価証券組入れにより2億6373万円の増額となっています。流動資産は、前述の組入れ等により5億8280万円減額となっています。
 負債の部合計は、37億7130万円で前年度末比962万円減額しています。内訳は固定負債が長期借入金1億4600万円減、退職給与引当金1266万円減となっています。流動負債は前受金が1378万円減、未払金1億5694万円増等です。
 基本金の部合計は、本年度末232億4844万円、前年度末226億1439万円で前年度末比6億3405万円増加しています。
 消費収支差額の部合計は、当年度消費収支差額が支出超過であったため、翌年度繰越消費収支差額は33億5777万円の支出超過となっています。こうした結果、本法人の’08年度末正味財産(資産の部合計-負債の部合計)は、198億9067万円です。
 

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