2009(平成21)年度決算報告
2009(平成21)年度決算についてご報告いたします。
学校法人名古屋学院大学の2009年度決算及び2009年度事業報告は、2010年5月26日の理事会で承認されましたので、概要をお知らせいたします。
2009年度(平成21年度)は大学創立45周年にあたり、名古屋市内で関連記念事業が開催されました。また、白鳥学舎内に「翼館」、クラブハウス・合宿所「友愛」が建設されて3月に竣工式を執り行うことができ、キャンパスのアメニティ環境の整備が進みました。
当該年度決算概要は、経営状態を見る消費収支(消費収入-消費支出)は予算では5億8,258万円の支出超過見込みでしたが、決算では3億6,212万円の支出超過となりました。「翼館」等の完成に伴い、15億3,206万円を基本金に組入れたことが主な要因です。
帰属収入では前年度比6億2,171万円の増収となっています。前年度に続き保有資産の評価換えにより有価証券評価差額を計上しましたが、人間健康学部学年進行に伴う学生数増、国庫補助金、資産運用に伴う受取利息の増額により増収となりました。このような経営状態で資金繰りの様子を見るのは資金収支の「次年度繰越支払資金」ですが、当年度末で36億7,732万円でした。また、財政の状態を表す貸借対照表上の正味財産(資産の部-負債の部)は210億6,061万円となり、前年度末から11億6,993万円増加しました。
1.消費収支
消費収支計算書は、消費収入の部合計額(帰属収入合計-基本金組入額合計)から当該年度に消費する消費支出の部合計額を比べて、当該年度消費収支差額を算出する構造になっています。これにより当該年度消費収支の均衡状態はどうか、経営状態の健全性はどうかを見ることができます。
消費収支の近5ヵ年の推移を見ると、消費収入の部では帰属収入合計は着実に増加しており’09度帰属収入は前年度比では6億2,171万円の大幅な増収となりました。増収の主な要因は人間健康学部の学年進行に伴う学生数増加による学生納付金増収等によります。’09度は基本金に15億3,206万円を組入れ、収支差額が3億6,212万円の支出超過となりました。
(1)帰属収入
帰属収入は学校法人の負債とならない収入です。帰属収入合計は70億5,045万円で予算比3億4,510万円の増収でした。予算比増の主なものは、補助金が1億8,994万円、資産運用収入が1億328万円それぞれ増収であったことによります。前年度比では合計で6億2,171万円の増収になっています。
(2)基本金組入額
基本金は、学校法人の永続的維持のため、必要な資産(校地、校舎、機器備品、図書、現・預金)を継続的に保持するために、帰属収入のうちから組入れた金額です。当該年度は白鳥学舎の「翼館」、クラブハウス・合宿所「友愛」の組入れ、瀬戸学舎の第2グラウンド改修の組入れがあり基本金組入額合計は15億3,206万円でした。帰属収入に対する割合(基本金組入率)は21.7%となり、私大平均の13.2%と比較すると’09年度は非常に高い組入率となりました。なお、第3号基本金は’07年度に奨学基金4億円、国際交流基金3億5,000万円の組入目標額を達成しましたので、本年度の組入れはありません。
(3)消費支出
消費支出は58億8,051万円で予算比1億2,810万円の増額です。支出増加の要因は主に資産処分差額1億3,765万円の計上によるものです。人件費は32億3,035万円、教育研究経費は20億4,548万円、管理経費は4億4,547万円でした。教育研究経費は用品費、減価償却額、修繕費、渉外費、広報費の各科目が予算比で支出増ですが、他の科目の支出減により予算より7,384万円の減少となりました。管理経費は印刷製本費、支払手数料、修繕費等の各科目が支出増となっていますが、予算比では603万円の減少となっています。
2.資金収支
資金収支の決算規模は104億1,476万円となり予算比では12億7,685万円の増加となりました。増加の主な要因は、補助金の増額、有価証券の購入と売却、次年度入学生数の増加によるものです。収入の部は補助金収入1億8,994万円増、資産運用収入1億328万円増、資産売却収入8億2,543万円増、前受金収入1億4,529万円増などが主な増収の要因となっています。支出の部では人件費273万円減、物件費1億2,711万円減(教育研究経費支出8,299万円減、管理経費679万円減、施設関係支出1,623万円減、設備関係支出2,109万円減)等が減額し、資産運用支出が1億32万円の増加です。この結果、資金繰りの状態を見る次年度繰越支払資金は36億7,732万円となりました。
3.貸借対照表
資産の部合計は248億5,091万円で前年度末比11億8,894万円増加しています。内訳は固定資産が前年度末比2億9,299万円増加、流動資産が前年度末比8億9,596万円増加となっています。
固定資産では有形固定資産は「翼館」、クラブハウス・合宿所「友愛」の完成等により7億9,549万円増加となっており、その他固定資産では大学拡充引当特定資産取崩し、有価証券償還により5億251万円の減額となっています。流動資産では現金預金が有価証券償還等により増加し、13億3,727万円増額となっています。
負債の部合計は37億9,030万円で前年度末比1,901万円増額しています。内訳は固定負債が長期借入金1億4,600万円減、退職給与引当金6,777万円増となっています。流動負債は前受金が1,924万円増、未払金8,022万円増等です。
基本金の部合計は本年度末247億8,050万円となり、前年度末232億4,844万円と比べて15億3,206万円増加しています。内訳は第1号基本金の組入れとなっています。
消費収支差額の部合計は、当年度消費収支差額が支出超過であったため、翌年度繰越消費収支差額は37億1,990万円の支出超過となっています。こうした結果、本法人の’09年度末正味財産(資産の部合計-負債の部合計)は、11億6,993万円増加して210億6,061万円となりました。