6月21日、商学部「財務諸表分析（曽場七恵）」の授業において、外部講師を招聘し、公開講義を行いました。
「財務諸表分析」の授業では、インターネットを利用して実在の企業の有価証券報告書を入手し、企業の経営戦略の結果（成績）が財務諸表にどのように表れるのかを分析します。現在の企業は設立時の企業業種にとどまらず、幅広い事業展開をしており、その結果として財務諸表の数値やデータに変化が見られます。
今回講師をお願いした株式会社ジェイエスティはその典型的な事例で、もともと留学支援の旅行会社として設立されましたが、企業理念である「豊かな人生を送る」をテーマに国内外のインターンシップや就職活動支援、社会人になってから必要な技術・スキルの支援活動として「未来塾」という事業を展開し、「留学」だけにとらわれない企業経営の成果は全国的にも注目されています。海外ボランティアをはじめ、留学や海外生活を経験した若者が外国語を活用するアルバイトや就職先の提案、世界に通用するコミュニケーション能力と自信をもてるイベント等、今後の日本の未来を支える若者を支援する事業に積極的に取り組んでいます。
その株式会社ジェイエスティより、村瀬裕介氏を講師としてお招きし、留学や海外ボランティア等、就職を超えた未来の自分のために大学時代に行うと良いことは何か、お話を伺いました。
「人見知り」等の自分の「苦手」なこととか、悩んで行動できないとき、それはたいてい経験不足が原因でることが多い。行動してみないことには変化（成長）はない。学生時代を楽しんだ人は社会人になって学生に戻りたいとは言わない、むしろ社会人としての生活も楽しんでいる。など、大人目線の見解に触れる機会を得ました。

また、実際にジェイエスティを利用して海外ボランティアに参加した経験を持つ、本学外国語学部の学生（河方昇平さん）も教壇に立ち、自分を変えたいという思いから海外ボランティアに複数参加したとの経験を語り、同じキャンパスの仲間が世界で活躍していることも知りました。
この講義で、視野を広げる可能性を知った学生は、将来自分がどんな大人になりたいのか、そのために今何をすべきなのか、真剣に考えていました。