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リハビリテーション学科 Interview

[人間健康学部 リハビリテーション学科 日比野 至]  知識 + 技術 + 思いやりの心 = 理学療法士

理学療法士を目指して、人体の構造からリハビリテーションの実践までを学ぶ「リハビリテーション学科」。研究者でもあり理学療法士でもある日比野先生に、理学療法士にとって大切なことを聞いた。
  • 科学的な実験と検証
  • 適切な技術を選ぶ知識

科学的な実験と検証

- -先生の研究内容を教えてください。

日比野 : 大きく言えば「理学療法学」ですが、その中でも基礎研究に当たる部分です。マウスを一定期間固定して動きの悪くなった筋肉を取り出しどう変化したかを観察したり、そこに治療を加えて細胞やたんぱく質の変化を観察して…という地味な研究です(笑)。

- -研究の目的は?

日比野 : 理学療法学の世界は、エビデンス…つまり科学的な根拠があるものっていうのはまだまだ少ないんです。「温めると治りが早い」と言われていても、それは「温めてみたら治りが早かった」というだけの話。じゃあなぜよかったのか?それを科学的に検証していかないと、理学療法は社会的に認めてもらえないんです。具体的に言えば保険の点数なんか、どんどん下げられてますからね。

- -先生は理学療法士としての活動もしている?

日比野 : 週に1日ですけど、特養(特別養護老人ホーム)でリハビリのお手伝いをしています。おじいちゃんおばあちゃんからパワーをもらってますよ。

- -理学療法士として大切にしているのは?

日比野 : 同じ骨を折って同じ期間固定しても、人それぞれ障害は違うんですよ。この人はここまで動くのに、この人は動かない、この原因をどう考えるのかっていうのを「評価」というんですけど、僕はここが一番、理学療法士の差が出る部分だと思ってます。よく考えて治療を始める先生と、何も考えずに始める先生、どっちがいいですか?っていう話ですね。

適切な技術を選ぶ知識

- -先生の学科はどんな学生が多いですか?

日比野 : リハビリテーション学科に入ってくる人は全員、理学療法士を目指す学生ですからね。人数も定員80名ですし、すごくアットホームな雰囲気ですよ。

- -理学療法士を目指すのに大切なことは?

日比野 : すぐに答えを求める、なかなか自分で考えない学生も多いんですよね。ですが、どの治療法を選ぶかを自分で考えることはすごく大切なんです。それから理学療法士はドクターや看護師さん、作業療法士などと関わるチーム医療ですから、協調性も大切です。

- -そして「思いやり」も大切。

日比野 : これは大切ですよね。ちょっとした気遣いというか、部屋まで連れていくだけじゃなくて、いくら「できる」と言われていてもベッドに移るところまで見ててあげるとか。目を離した瞬間に転ぶ可能性もありますから。根本にあるのは、人と人との触れ合いですから。そこができる学生は、実習に行ってもいい成績で帰ってきますよ。

- -これから受験を考えている高校生に、アドバイスを贈るとしたら?

日比野 : 一回、現場を見てくることをお勧めします。入ってから「イメージが違った」となっても、この学科だと他の方向に進むのは難しいですから。18歳の子に職業まで決めるというのは難しいと思いますけど、どういうことをするのか現場を見ておくとイメージしやすいと思いますよ。

PROFILE日比野 至 リハビリテーション学科

学生を教える傍ら、老人介護施設で理学療法士としても活動。
「人生の先輩にいろいろ教わってます。おいしい野菜の作り方とか(笑)」。
趣味はクルマで、愛車はスカイラインGT-R R32。

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