「自学自習システム」「経済学部基礎知識1000題」の取り組みにより、基礎学力の向上は確実に改善されつつあった。CCSも学内に浸透した。しかし、学生の学問に対する興味—特に経済学に対しての関心は、依然として低いままだった。高校で政治経済や数学に苦手意識を持つ学生が増えたことも理由のひとつだが、最も大きな要因は、学生たちが経済学を身近に感じられていないことだった。
経済学は、社会に出たら必ず自分に関わってくる。しかし、学問は強制されても本当の力にはならない。本人の意欲が全てなのだ。学内で議論を重ねた末、至った結論は「身近な生活の中から経済学を発見させる」ことだった。
そうして生まれたプログラムが「経済学コア6」である。今まで培ってきたCCSのノウハウを用いたこの仕組みは、2年次までに全学部生が一定以上の経済学知識を得ることができる画期的なシステムだった。![]()


